フジテレビ『印税スター誕生』の横暴に出版業界が大激怒!?
#テレビ #出版 #フジテレビ
9月中旬にフジテレビの深夜枠で放映された『印税スター誕生』という番組が物議を醸し出している。なんと、「フジテレビ vs 出版界」のトラブルが勃発していると囁かれているのだ。
同番組は、ドラマチックな人生を送ってきた芸能人が自叙伝出版を目的に、審査員の出版関係者に直接プレゼンして、実際に本の出版契約を取り付け、印税スターになろうといった番組だ。
番組司会は、俳優の内藤剛志が務め、特別アドバイザーとして作家の室井佑月が起用された。制作関係者が明かす。
「当日の収録では、審査員として大手出版者の編集者が10名程集められました。本を出したい芸能人として大沢あかね、はるな愛、安田大サーカスのクロちゃん、芋洗坂係長が自らの出版企画を売り込みに登場し、次々審査員を前にプレゼンを行ったんですよ」
ところが、この収録を前に、あるトラブルがフジテレビと出版社の間で起こったのだという。
「なんと当日まで一切、説明がなかったというんですが、フジテレビの制作番組プロデューサーが、『企画が成立した場合、フジテレビはそれぞれ印税5%をもらう』と言い出したというんですよ」(某放送作家)
しかし、これに各出版者は反発。声を荒げて怒ったり、出版界の常識を知らな過ぎる、と激怒した関係者もいたという。
「通常のタレント本の出版の場合、著者への印税は10%が一定の取り決めとなっていますからね。ところが、フジテレビが印税を5%欲しいということになると、タレント側が10%の印税を主張した場合、トータルで15%の印税支払いとなってしまい、これではコスト的に赤字。本の出版は成立しないですよ」(大手出版社幹部)
これでは、フジテレビが出版ビジネスをなめて、暴利の印税を吹っかけたと揶揄されたとしても、致し方ない。
「フジテレビは現在広告収入も減り、番組制作費がカットされるなど、不振に喘いでいます。このため、こうした番組から派生するロイヤリティービジネスで収益を上げざるをえないのではないのでしょうか。それにしても、出版ビジネスを小バカにしているとしか思えないですよね」(某放送評論家)
どうやら、今回の出版社とのトラブルは、フジテレビの構造不況に原因の一端が隠されていたようだ。
昨年3月にはサイゾー本誌でフジテレビ特集も。
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