テレビ都市伝説『小さいおじさん』の謎に迫る
#テレビ
先日の『笑っていいとも! 増刊号』(フジテレビ)内、放送終了後トークにおいて、柳原可奈子が、ちょっと気になる話をしていた。
それは、「小さいおじさん」の話。「窓に貼りつく小さいおじさんを見た」という話から、出演者たちが体験した不思議な出来事に話が広がっていった。
気になるのは、その「小さいおじさん」話が、テレビではたびたび聞く話だということ。
これまでも『ダウンタウンDX』(日本テレビ)で的場浩二や渡辺徹が何度も話していて、同番組ではもはや定番のひとつになっているほど。
他にも、釈由美子、平山あや、中島美嘉、TOKIO長瀬智也、V6岡田准一など、「小さいおじさんを見た」「小さいおじさんの妖精を見た」といった類の話をテレビで披露したことのあるタレントは、かなり多い。ネットでも「小さいおじさん」に関する掲示板が存在していたり、投稿コーナーもあったりする。
「稲川淳二の怪談」に次ぐ、怪奇現象・不思議体験の一大ジャンルになっているのではないかと思うほどだが、はたしてなぜ「小さいおじさん」なのか。これは現代、それも日本でばかり語られる話なのか。
学習研究社『ムー』編集部の編集長に聞いた。
「『小さいおじさん』の話は、テレビで誰かが言ってから、一気に広まった印象ですね。都市伝説のようになっていますが、こうした『小さいおじさん』が全部同じものかどうか、実体はわからないんです。お国が違うと、『小人を見た』という人も多いですね」
「何かしら小さいものが実際に物体として見える」場合、考えられるものとしては、妖精、河童、妖怪など、何かしらの生物という可能性があるのだとか。
「また、『見える人には見える』というものもあり、これは幽霊だったり宇宙人だったりする可能性もあるわけですが、端的に言ってしまうと、『幻覚』ということもあります。3センチくらいの小さい人がゾロゾロ出てくるなんてCMがありますが、こうした話は、精神科の先生は嫌と言うほどよく聞く話だそうですよ」
「小さいおじさん」と言っても、一概にくくることはできず、「どういう姿か」「どういった状況か」など、様々な要素によって、また、研究者によって違った分析が出てくるのだそうだ。
もうひとつ気になるのは、小さい「おじさん」ということ。「小さいおばさん」はいないのか。
「『7人のこびと』をはじめとして、こうした存在は、男とされる傾向が確かに多いですね。ただし、『男=おじさん』として表現されるのは、たとえば、ツルッパゲだったとかいう場合もあります。女性にはなかなかいないですよね? これはもしかして宇宙人的なもの、グレイのようなもので、ハゲ頭が一瞬見えてそれだけが印象に残ったという可能性もあります」
「小人」「河童」のような存在は、呼ばれ方は違うものの、世界共通なのだとか。
「イギリスで妖精と呼ばれるスケッチを見てみると、河童みたいだったこともあるんですよ」
タレントたちが語る「小さいおじさん」伝説。実体はわからないが、今後も要注目だ。
(サイゾー公式携帯サイト「サイゾー裏チャンネル」より)
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