「一言も言ってませんわ」阪神・金本がスポーツ紙を痛烈批判!
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プロ野球阪神タイガースの主軸選手・金本知憲がブログでスポーツ紙の記事を痛烈に批判し、話題になっている。
このブログが公開されたのは、6月19日。当日のデイリースポーツに掲載された「外へのスライダーが来ると思ったんや。狙い通りに打てたと思って後でモニターを見たら逆球やないか、ワハハハ」という自らのコメント記事を引き合いに出し、「打ったのはスライダーじゃなく内角シュート気味のストレートです。(中略)コメントでスライダーなんて一言も言ってませんわ」と、その内容を完全否定し、「最近、スポーツ新聞の記事には本当にマイってます」と嘆いている。これに対しネット上ではデイリーに対する批判が噴出。「給料もらってんだからちゃんと仕事してみろ」、「見出しオーバーに書くのは有りだがねつ造は駄目だろう」などの書き込みが相次いでいるのだ。
デイリースポーツといえば阪神タイガースにとっては“地元のお抱え紙”とも言われるほどの蜜月の関係だったはず。それでも、この“捏造”まがいの記事には我慢がならなかったようだ。サイゾーの取材に対しデイリーはノーコメントだったが、金本本人からこうしたコメントが出る事態は予想外だったに違いない。
もとより、以前からスポーツ紙のこうした報道姿勢に疑問を呈する選手は少なくない。1981年には阪神タイガースに所属していた江本孟紀が「ベンチがアホやから野球がでけへん」と発言した旨がスポーツ紙に報じられ(本人は後に否定している)、現役引退に追い込まれたこともあった。
今や、多くの選手が自身のブログを持っており、事実と違う記事が出れば、リアルタイムで「完全否定」のコメントが出せる時代。しかも本人が更新するブログは、既存のメディアに比べて信憑性が圧倒的に高い。かつては多少の煽りや曲解ならば黙認されてきたと言えるスポーツ紙業界にも、時代に則した在り方が求められている。
6月25日追記
金本選手が6月24日付けのブログで、当記事に関してのコメントを公開している。批判の対象となった金本選手のコメントはデイリー他2紙に掲載されており、「特にデイリーを批判したわけではありません。」とのこと。だが、この日のブログでも引き続きスポーツ紙への不信感を述べており、「記者と選手の信頼関係」が大切だとし、「嘘や捏造、誇大表現、相手を挑発する記事はやめてほしいと改めて思います。」と記している。
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