今からでも遅くない! 狙い目のオリンピック銘柄とは?
#株ココロ
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チベット動乱や四川大地震など、混乱の続く中国だが、8月8日の北京オリンピック開幕を目前に控え、その経済効果に注目が集まっている。本欄として取り上げたいのは、オリンピック開催で株価の伸びる日本企業だ。
まず、オリンピックは相場全体にどのような影響を与えるのか。相場の世界では、「オリンピックの年はアメリカ大統領選挙の年とも重なっていることから、株高になりやすい。特に開催国の株価は上がる」という経験則が一般に流布しているのだが、本当のところはどうなのだろうか?
オリンピック開催というと、景気が良さそうではあるが、過去のオリンピック開催年の日経平均の年初から年末までの騰落率は、04年のアテネで+6.5%、00年のシドニーでマイナス27%、96年のアトランタでマイナス3%、92年のバルセロナでマイナス26%と、はっきり言って芳しくない成績だ。
ところが、それ以前、52年のヘルシンキから88年のソウルまでは、日経平均は10回中9回も上昇している。ちなみに下落した1回というのは、東京オリンピックの年だった。こうなると訳がわからない。
ただし、個別銘柄については、オリンピックの影響は大きいようだ。オリンピックの開催期間中は公式スポンサーの広告が目白押しで、企業イメージの大きな向上が期待できる。また、北京は日本との時差が少なく、テレビを視聴するにはもってこい。さらに地デジ移行期間とも重なっており、地デジ対応の薄型テレビには追い風。そして、北京と日本では移動距離も短いため、旅行業界も恩恵を受けるだろう。
そこで、オリンピック開催で業績アップが見込める企業をリストアップし、アテネオリンピックが行われた04年の3月末からオリンピックが閉幕した8月末までの株価推移を調べてみた。ひとつの要因だけで株価が影響を受けるとは考えにくい電気機器などの大型株は、リストから除外している。
●ヤマダ電機(家電販売)+4.2%
●ケーズホールディングス(同)+40.2%
●エディオン(同)+19.9%
●アシックス(スポーツ用品)+32%
●ミズノ(同)+11.6%
●デサント(同)+22.2%
●丸大食品(JOCオフィシャルスポンサー)+13.2%
●クボタ(同)+20.2%
●インテリジェンス(同)+97.8%
●コナミ(同上)+3.3%
10銘柄中、すべてが値上がりし、20%以上高騰した銘柄は半分にも上った。ちなみに同期間の日経平均株価の推移は、マイナス18.5%だった。オリンピック開催年に、関連銘柄を開催数カ月前に仕込んでおくという投資法は、以上のケースで見る限り有効であるようだ。
では、開幕直前の今から買っても遅くない有望なオリンピック銘柄はないものだろうか……。続きは『株ココロ』で!
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