「ヤンサン」休刊で、グラドルブーム終焉にも拍車!?
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5月30日、「ヤングサンデー」(小学館/以下、ヤンサン)が7月いっぱいで休刊することが発表されたが、これに、内心穏やかではない人々がいるという。グラビア業界の関係者たちだ。
「ヤンサンは、表紙は必ずグラビア。毎号、表紙と中ページで2人出るとして、年間で2人×50週で100人の枠が潰れることとなる。大ダメージですよ」(グラビア系芸能プロ関係者)
マンガ誌は、全国に10万部規模で配本される一大メディアだ。そこに自社のタレントを“突っ込む”べく、グラビアアイドルを多く抱える芸能プロは、日々しのぎを削っているわけである。
しかし、実はたいした影響はない、と見る向きも。
「10年前と違って、水着グラビアは確実に落ち目です。巨乳アイドルたちが雑誌を賑わし、写真集が飛ぶように売れた時代は終わってしまった。各雑誌が毎年大々的に開催していた『グラビアコンテスト』も、最近は話題になることもない」(芸能プロマネージャー)
2000年代前半、講談社の「ミスマガジン」、集英社の「制コレ」、さらに「日テレジェニック」「テレ朝エンジェルアイ」「フジテレビビジュアルクイーン」など、各メディアが競うようにグラビアコンテストを開催し、眞鍋かをり、中川翔子などそうそうたるタレントたちを輩出していたのも今は昔、現在も続いているのは、ミスマガジンと制コレ、日テレジェニック、そしてヤンサン主催の「YS乙女学院」のみである。
「乙女学院は、グラビアブームにも陰りが見えてきた04年に始まりましたが、『ミスマガジン』や『制コレ』に比べて印象が薄く、実際たいしたタレントも輩出していない。『クロサギ』など、ヤンサンの人気連載のいくつかは小学館が発行するほかのマンガ誌に移籍するという話もありますが、恐らく乙女学院はひっそりと終了するでしょうね」(前出・芸能プロマネージャー)
この件についてヤンサン編集部にコメントを求めると、「(乙女学院の今後については)まだ決まっていません。なにかしらのかたちで継続する可能性もあります」ということだった。
一部の人気連載は抱えつつも、最近は部数低迷に苦しんでいたというヤンサン。グラビアブーム終焉の時期にコンテストを始めてしまったあたりも、休刊の“敗因”かも?
(編集部)
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