夜の東ドイツは愛に満ちていた!? 少子化対策に役立つ映画
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少子化対策に役立つ、“SEX”を題材にしたドキュメンタリー映画がドイツからやってきた。『コミュニストはSEXがお上手?』と、なんとも興味深い題名だ。ベルリンの壁によって45年間にわたって隔てられた西ドイツ(資本主義国)と東ドイツ(社会主義国)では、後者の“性文化”のほうが発達していたという実態を、アニメーションと資料映像を使って検証している。
たとえば、東ドイツの男性のほうが男性器の長さが6ミリ上、オルガスム到達率も東ドイツの女性は西ドイツの2倍だったというからスゴイ!
東ドイツのほうが女性の経済的自立が進んでおり、性教育も盛んで、開放的な性行為が営まれていたことが要因らしい。山形国際ドキュメンタリー映画祭2007で上映された本作を観て、即買い付けを決めた配給会社のスタッフに話を聞いた。
「原題の直訳なんですが、やっぱり気になるタイトルですよね(笑)。山形での上映は一度きりだったこともあり、チケットは当日の発売直後に売り切れるほど注目を集めていました。日本でも性についての情報は溢れていますが、性に関する問題は口にしにくいのが実情ではないでしょうか。東と西、どちらの性文化が優れていたかを問題にした作品ではなく、人間にとっての幸せの在り方を考えさせる内容になっているので、ぜひカップルにも観に来てほしいですね」(パンドラ・箕輪小百合さん)
都内屈指のラブホテル街である渋谷区円山町に立地するユーロスペースでの封切り上映だけに、大人のデート映画としておすすめの1本なのだ。
(長野辰次)
『コミュニストはSEXがお上手?』
西ドイツよりも東ドイツのほうが、SEX初体験の年齢、回数&テク、オルガスム達成率、ピルや妊娠中絶の合法化など、ことSEXに関しては進んでいたという驚きの実態を、貴重な映像資料を元にレポート。監督・脚本/アンドレ・マイヤー 配給/パンドラ 6月より渋谷ユーロスペースほか全国順次ロードショー http://www.commusex.jp
『パートナー』
1964年に公開された東ドイツの性教育映画(日本未公開)。他にも『女体の神秘』という邦題で公開された西ドイツの性教育映画『ヘルガ』や性感帯の開発セミナーの様子など、思わずにやけてしまうお宝映像がてんこ盛り。ドイツとフランスの共同資本による国営テレビ局(ARTE)の制作というから驚きである。
日本も、もっとオープンにするべき?
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