糞尿の謝罪放送でTBSが2000万円の損害!
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今年3月28日、歴史クイズ番組『歴史王グランプリ2008』(2月16日放送 TBS)において、不適切な「正解」があったとし、福島県会津若松市は同局に謝罪と訂正を求める抗議文を送ったという。問題視されたのは、『戊辰戦争の際に旧幕府軍が会津若松城を明け渡した理由とは?』なる問題。正解が「糞尿がたまり、その不衛生さから」と紹介されたクダリである。
大手紙などの既報によると、発送された抗議文では「落城は、同盟諸藩の降伏で他藩の応援の望みが絶たれたことや、籠城による物資の枯渇などさまざまな要因が重なったため」とし、「視聴者に誤解を与え、会津人の心情を踏みにじった」と厳しく指摘。さらに、「市側は、放送前に内容を知り、再三見直しを要求したが聞き入れられなかった。放送直後からは“抗議すべきだ”とのメールが市民から殺到し、市議会からも毅然とした対応を求める声が出た」という。
「3月末に、TBSの番組プロデューサーらが同市・菅家一郎市長をたずね、謝罪をしたそうです。その際、頭は下げたものの、『謝罪放送はできない』といった旨を伝えたそうですが、菅家市長は再検討を要求、結局、謝罪を放送することになりました」(TBS関係者)
謝罪は4月8日13時前から、約1分間におよび放送されたが、この1分の放送により、思わぬ余波が制作の現場に影響しているという。前出・関係者が続ける。
「急なCMの差し替えなどにより、局は2000万円の損害を被ったそうです。まあ、被害が思った以上に大きかったため、上層部は、謝罪放送をかたくなに断っていたのかもしれません。ですが、今回の一件により、現場への締め付けは相当きつくなったようです。企画会議の段階からかなり厳しいチェックが入り、収録現場ではもちろんのこと、編集作業でも局員がかなり口を出すようになりました。今までは視聴率やクライアントの意向で番組作りを進めていたのに、今回の損失で考え方も変わったのでしょうが、これまでの方針から急転換したため、制作現場では大ブーイングですよ」
歴史の一側面だけを面白おかしく取り上げたことによる今回の騒動、だがその対価は、TBSや同局関係者にとっては、あまりにも大きかったようだ。
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