“博多を愛しすぎる男たち”華丸・大吉が出してしまった本
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「もともと僕ら、博多に観光客を呼ぶために上京したんです」(華丸)、「何の権限もない、自称・親善大使(笑)」(大吉)と、のっけから「ハカタ愛」を熱く語った博多華丸・大吉。そんな郷土愛がギッシリ詰まった著書『博多華丸・大吉式 ハカタ語会話』(マイクロマガジン社)が出版された。
「ハカタ語」とは、彼らが話し、聞いてきた「今実際に博多区で使われているリアルな博多弁」のこと。華丸、大吉、華丸の彼女という設定のヒロミ(ファッションモデルの裕美が扮する)の3人がストーリー仕立ての会話でハカタ語を紹介する本だが、実際に博多育ちの3人は、それぞれ東京に対してかなりの偏見を持っていたそうで……。
「昔から親に植え付けられてるんですよ。『東京では、ぶつかっても謝りもしない』とか『東京は晴れの日がない』とか」(華丸)、「『人さらいがいる』とか」(大吉)、「でも、来てみたらそうでもなくて、逆にガッカリした(笑)」(裕美)
「いや、九州男児は、身内の小さな世界では威張ってるけど、大勢の前では小さくなる」(華丸)、「女性が控えめで、男の下にいってくれてるだけ」(大吉)
ところで、本書はメインのハカタ語より、名所、食、文化、生態に関する濃いコラムに、かなり重点が置かれているように見えるけど……。良いんでしょうか?
「気づいていただけました?(笑) ハカタ版の『地球の歩き方』だと思っていただければ」(華丸)、「この本を読んで、博多に来て、ぜひしゃべり歩いてください!! 『なんでしゃべれると?』って、みんなに喜ばれます」(裕美)
某県知事にも負けない、自称・親善大使たちの郷土愛トークは、まだまだ続く……。
(田幸和歌子/「サイゾー」6月号より)
現地の言葉で博多旅行っていうのも、オツかもしれませんね
『博多華丸・大吉式 ハカタ語会話』
福岡をこよなく愛する博多華丸(写真左)・大吉(同右)とヒロミ役の裕美(同中央)が、博多弁講座を開講。日常やデート、飲み会に役立つ会話から、山笠などのイベントにまつわる会話、ソフトバンクホークス戦観戦時の会話など、さまざまなシチュエーションでの博多弁を学習できる。
発行/マイクロマガジン社 価格/1365円(税込)
はかたはなまる・だいきち
1990年5月にコンビを結成し、吉本興業福岡事務所からデビュー。05年より活動の拠点を東京に移す。現在は、『ラジかるッ』(日本テレビ)ほか、地元福岡のテレビにもレギュラー出演を続けている。
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