倖田なき後はEXILE頼み!? 音楽業界に未来はあるのか(後編)
#音楽
ちょっと過激に業界言いたい放題!
──このあたりで、「サイゾー」の企画らしく、音楽業界の裏話を教えてください。まず、業界で一番評判が悪いアーティストは誰でしょう?
A 俺は嫌いな奴がいないからなあ。しゃべってみると、みんないい奴だよ。D それはAさんがおエライさんだからじゃないですか? 確かに基本的にはいい人が多いんですけど、媒体側からすると、マネージャーがよくないなということが多い。
B ラ●ク・ア●・シ●ルとか?
C 彼ら自身はものすごくいい連中なんですけどね、マネージャーが仕事をしないんですよ。そのせいで、現場でトラブることが多いんだとか。あくまで噂です(笑)。
B あとは、某ヒカルちゃんも、本人よりも、すぐに現場に介入してくる、お父君の評判が宜しくない。彼女の出演したテレビ局の出入り口がちょっと坂道になっていたことがあったそうなんですが、それだけで父上が「コケたらどうしてくれんだよ!」と怒鳴りだしたとか。
──業界で一番黒い噂が多いアーティストは?
全員 (沈黙)
──……なにか話してくださいよ。
B まあレコード会社はともかく、音楽系の芸能プロで“あっちの方々”と付き合いがないところはないんじゃないですか?
C ライヴ会場に行くと、そういう関係者がたくさん見られますよね。ダフ屋の存在も、あれだけ良い席を押さえられている以上、事務所や呼び屋(興行会社)と繋がっていないわけはない。
D やっぱり昔から、興行はそういうものと切り離せませんからね。
B 実際、地方では彼らの存在がないと場所は仕切れないし、アーティストが遊ぶ場所も確保できませんからね。仕方ないんじゃないですか?
D あとはGLAYかな。彼ら自身は黒くないけど、周囲にいろいろな噂がある。大金を持ち逃げしちゃった人がいたりと、いろいろトバッチリを食っているらしいですね。かわいそうです。
C 先日再結成ライヴをドームで開いたX JAPANは……。
──数号前の本誌であっちとの付き合いがあるようなことを書きましたが、実際には黒くないです(苦笑)。関係者から、丁寧に説明をいただきました。
B でも実際、音楽業界は昔よりも全然クリーンになりましたよね。良くも悪くもサラリーマン化している。
A 昔はミュージシャン上がりのスタッフが多かったけど、今は真面目な学生が何も知らずに入ってくるからね。
B 僕はそれが少し面白くない。壊れている人が減りましたもん。それをコントロールできる人が第一線にいなくなっちゃったんでしょうか。最後の伝説的な制作マンといえば、吉田晴彦さん(ラルク・アン・シエル、ゴスペラーズ、小柳ゆきなどを手がける)くらいじゃないですか? 良い意味でも悪い意味でも壊れまくった、カリスマ・プロデューサー。
D そういえば、レコード会社のトイレがきれいになったとはよく聞きますよね。昔は、レコード会社、代理店、テレビ局が、トイレの汚い会社のトップ3だった。社内で葉っぱの匂いがすることも多かったし。
C それはやっぱり、資本主義の原理が、音楽にまつわるいろいろな怪しい部分を漂白していったということでしょうか。
D ダークすぎるのも困るけれど、面白い人を集める魅力が業界から消えてしまうのも問題ですよね。
A 杓子定規なところからは、魅力的なものは生まれづらいからね。これからどうなっていくか、というところでしょう。
(「サイゾー」5月号より/川崎直蔵・構成)
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