フルボリュームの未体験空間! 『爆音映画祭』がもうすぐ開幕
#映画 #イベント
東京は吉祥寺の老舗映画館「バウスシアター」にて、ある前代未聞の映画祭が行われる。その名も『爆音映画祭』。HPには「音楽ライブ用の音響セッティングをフルに使い、ボリュームも限界まで上げて──」と書いてあるけど、一体どれくらいの音量なんでしょーか?
「コンサートやライブに行き慣れている方であれば、普通に感じる大きさだと思いますよ。ただ、上映中は窓とか揺れますけど」(バウスシアター・武川寛幸さん)
そ、それって相当デカイのでは!?
「04年からオールナイトやレイトショーで爆音上映はしていたんですが、ご年配の女性に『心臓にキツイから音を下げて』と言われたことがありましたね。どうやら爆音上映とは知らずに観に来てしまったようで。今回は、事前に音の調整をして、爆音でも心地いい環境で観られるように準備をしているので、大丈夫ですよ」(同・西村協さん)
なぜそこまで爆音での鑑賞にこだわるのかというと、「どんな作品も新鮮に感じられるから」だという。撮影現場の雑音まで聞こえてくるような気がして、作品全体のスケールが広がって見えたり、なかには映像と音の相乗効果でトリップしたような感覚を覚えるときもあるんだとか。
「そうした爆音上映の面白さを広めるにはどうしたらいいか考えたときに、映画祭を思いついたんです。昼も上映するので、近所のお店などに断っておかなければなりませんが」と、主催するboidの樋口泰人さんは笑う。
期間中はジャンル問わず、さまざまな作品が上映される予定。キミも“爆音デビュー”してみない?
(アボンヌ安田)
※爆音上映は、バウスシアターならではのイベント。なぜなら一般映画館のアンプでは、音が割れてしまったりするため、爆音は不可能なのだ。「約20年前はマルチシアターだったので、当時ライブなどで使われていた音響用のアンプが残っていまして、『これで映画を上映したら面白そう』という話になったんです。想像よりずっと気持ちいい爆音が楽しめますよ」(武川さん)
爆音映画祭
その名の通り、映画をジャンル問わずに“爆音”で上映する映画祭。開催期間は5月17~23日。吉祥寺バウスシアターにて。公開予定作品は、国内劇場初公開となる『CLEAN』から、北野武監督の第2作目『3-4X10月』など。その他上映作品、時間、料金等については、公式HPを参照されたし。
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