まるで“人拓”!? BODY STAMP ARTで“瞬間”を記録!
#アート
釣った魚に墨を塗って拓を取る魚拓は、その魚の原寸大の記録を残すために作るもの。それでは、自分の体に色を塗って拓を取るのは……?
「“今、この瞬間”のその人を、記録に残すためです!」
そうアツく語るのは、BODY STAMP ARTをライフワークにしているデザイナーの下城進一郎さん。BODY STAMP ARTとは、人体にポスターカラーや絵の具で色を塗り、その状態を紙や布に写し取るというアートのこと。着衣の場合もあるが、大体は全裸でやってもらうそうだ。
「写真や絵と同じような記録方法のひとつですが、それよりも生々しく体温を直接感じられる。だから、その人らしい写り方を追求します。色使いも、グラデーションにしてみたり、ツートンにしてみたり。一枚のスタンプに、その人の意気込みや勇気、ストーリーが写るんです。オーラがあれば、オーラまで写りますよ」(下城さん)
そ、それはスゴい……! じゃあ、下城さんが今いちばんスタンプを取ってみたい人は誰ですか?
「うーん、女性で、一時代のアイコンだったような人ですね。マリリン・モンローとか、オードリー・ヘップバーンとか。そういう人のBODY STAMPがあったら、貴重ですよね。だからこそ今、旬の人でやっておけば、近い未来の人が同じように思ってくれるかもしれないと思います」(同)
裸に絵の具を塗るというと、ちょっとエロい響きだが、生の証を残すという意味ではこれ以上ないくらいの生々しさかも。若い肉体を残しておきたい娘さん、一度挑戦してみてはいかがでしょう?
(編集部)
※女性のほうがキレイに写る?
「皮下脂肪が多いせいなのか、女性のほうがきれいに写りますね。スタンプ台そのものみたいな柔らかさなので」と下城さん。やっぱりちょっとエロい響き!? ちなみに男性は、ゴツゴツしているので、あまりきれいに写らないそう。
しもじょう・しんいちろう
グラフィックデザイナーとして、東京・福岡・NYで活躍しながら作家としても鋭意活動中のアーティスト。BODY STAMP ARTは代表作のひとつ。昨年、メンズアンダーウェアブランド「UNDER CASTLE.」を設立し、今年3月の東京コレクションでは、ボディスタンプをプリントしたアンダーウェアを発表。
こっちの「スタンプ」もいかが?
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