『新報道プレミアA』打切りの真相
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安藤優子、滝川クリステル、櫻井よしこが出演する、フジテレビの報道番組『新報道プレミアA』(毎週日曜日22:00~23:15)が6月いっぱいで終了するという。そもそもは「日刊ゲンダイ」(3月25日付)の取材で明らかになったものだが、同紙でも触れられているように、『プレミアA』といえば放送当初は視聴率では苦戦するものの、最近では、コンスタントに10%の視聴率を獲得し、放送によっては15%近いこともある番組だ。さらに記事では、「看板キャスター、滝川の独立」「安藤と滝川の確執」などが番組終了の一因ではと述べている。さて、実際はどうなのだろうか? フジ局員が解説する。
「6月に打ち切られるのは事実です。ですが原因は、キャスターらの不仲などではなく、予算的な問題なんです。フジテレビは07年6月、村上光一氏から豊田皓氏へとトップが交代しましたが、豊田体制になった際、経費削減が各部署に徹底されるようになりました。その結果、人気キャスターを3人も抱え、人件費などで制作費がかさむ『プレミアA』が人身御供にされたということです。さらに07年9月にオープンした湾岸スタジオの建設費600億円も、負荷になっているようですね」
一方、終了が決定した同番組では、早くも現場スタッフたちのモチベーションが下がりつつあるようだ。前出・局員がため息まじりに続ける。
「もはや敗戦処理となった番組ですが、制作費を抑えるため、通常はカメラと音声などで行う取材でも、カメラだけという場合があるようです。さらに、お昼になってもロケ弁が出ないことも(苦笑)。制作現場では不満が爆発しているそうですよ」
07年1月に発覚した「あるある捏造問題」では、“下請けいじめ”がクローズアップされたが、同局には反省の色があまり見られないようだ……とは言い過ぎか?
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