姫井議員が告白!! タブー破りの“露出戦略”の勝算(後編)
#政治 #アイドル #タレント
――今、横田氏に対して思うことは?
姫井 「新しい一歩を踏み出してほしい」という思いが一番ですね。金銭問題については、正式な場で公明正大にやりたいと思っていますし、「6年間もてあそばれた」「婚期を逃してしまった」という発言もありましたが、皆さんには公正な目で見てもらえればと思います。約3000万円の慰謝料の根拠も、不眠症の診断書と歯科医師の診断書だけ。正直、「裁判をもて遊ばないで」という思いもあります。叩き合うよりも、いい関係でありたいですね。
――バッシング報道といえば、歌手の倖田來未さんの不適切発言も話題となりました。著名人がひとつの発言や問題で集中砲火を浴びる傾向が強まっていますが、そうした報道のあり方についてはどうお考えですか?
姫井 あらかじめ記事のストーリーが決まっていて、その穴埋めをするためだけの取材が多いような気がします。マスコミは取材した内容がきちんと読者に伝わるように、真実を報道することを心がけてほしいですね。特に火種としてひどいのはネットです。私なんかも、ある掲示板で何人も不倫しているように書かれました(笑)。身近な人も「マスコミなんてウソばっかりだから」と心配しながらも、「小沢代表に呼びつけられて、怒られたんだってね」と、部分的に信じてしまっているところがある。小沢代表の報道に関して言えば、実際はきちんとアポを取り、当選のあいさつに行く予定がありました。代表に呼び出されたというのは全く事実と異なるのですが、みんな信じてしまっている。
民主党は内部崩壊? 政党の“あるべき姿”
――さて、小沢代表のお話が出たところで、今後、政治家として取り組みたい課題をお聞かせください。
姫井 私は岡山県の期待を背負っているので、農業再生と地方経済の活性化を軸に活動していくつもりです。所属する経済産業委員会では、初めて農商工の連携を打ち出しました。農業の産業化に向けて予算がつけられたことで、販売ルートの拡充や企業と組んだマネージメントが可能になります。また、
食料自給率を上げるための政策を打ち出しつつ、一方では、石油の輸出で経済が成長しているアラブ首長国連邦のドバイなどに、高級食材を輸出できれるようなルートの開拓も考えたいと思います。
――ですが、今国会におけるガソリン税の問題では、民主党内で意見が割れるなど、ここにきて一枚岩ではなくなってきているとの印象も受けます。党内の動向については、どう見ますか?
姫井 これまでの日本の政党が異様だと思ってください。いろんな人がいて、いろんな意見があるのが党として正しい。郵政民営化をめぐる政策で自民党は分裂しましたが、あれが正常なんです。アメリカの大統領選を見ても、同じ民主党でありながら、オバマ氏とクリントン氏の主張はまったく同じではありません。これが、成熟した民主主義の姿でしょう。特に道路特定財源に関しては、いろんな意見があってしかるべきだと思います。現状を考えるとガソリン税を下げることも必要だし、一般財源化にしても、必要な道路はつくるべきでしょう。県会議員の経験から、地方財政にとってこの財源は現金収入として入ってくる貴重な財源です。その代替となる財源についても、考えなければなりません。こうした意見の分れる問題を政局に持って行くからには、対案とそれに見合う財源が必要です。
――ところが民主党も自民党同様、「党利党略に走りすぎている」との批判の声が強まっています。
姫井 民主党と自民党が、にらみ合いを続けることによって、予算や事業が止まることが問題なんです。そういうこともあって私は、最近動き出している、超党派の勉強会を高く評価しています。“大連立”までいかなくても、両党で政策協定はしてもいいでしょう。自民党が民主党に歩み寄るつもりならば、こちらも歩み寄って、無駄なく時間やお金を使うべきだと考えます。また、これこそタブーな発言かもしれませんが、「二大政党というものが国民にとって本当にいいのか」ということも考えなければなりません。政権交代は政治を新しくする手段であって、目的ではありません。日本の民主主義は独特なものがあるので、アメリカのような保守二大政党では厳しい部分もある。話し合いで解決できるなら、そういう道も考える価値はあるのではないでしょうか。
――では最後に、一国会議員として、今後の姿勢についてお聞かせください。
姫井 先ほども言いました通り、特にタブーを破ろうという気持ちはないんです。やるべき仕事をしていければと思います。ただ、相変わらず20~30代の投票率が低いので、若い世代の方々に政治に興味を持ってもらう活動には力を入れていきたいですね。『姫の告白』を読みやすく書いたのは、そういう意図もあります。一般書籍のコーナーに置いてもらえるように、というのが出版社と私の共通の思いでしたから、あえてグラビア撮影にも挑戦しました(笑)。これからも、生きていく姿勢を変えるつもりはありません。
(神谷弘一・構成、有高唯之・写真/「サイゾー」4月号より)
姫井由美子(ひめい・ゆみこ)
1959年2月14日、岡山県岡山市出身。岡山大学法文学部第Ⅱ部卒業後、同大大学院法学研究科修了。82年、司法書士試験に合格し、亡父のあとを継いで司法書士・行政書士事務所を開業。99年、岡山県議会議員に初当選し、07年、参議院議員選に出馬、初当選を果たす。
『姫の告白』
登校拒否や初恋、見合い結婚、さらには不倫騒動から家族の絆まで、一介の主婦が政治家にまで上り詰めた、著者の半生を綴った自伝。(双葉社 1260円/税込)
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