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株式投資本を書いているタレントの、投資テクニックとは?

20080321_kabukokoro.jpg芸能界の中でも特に「お金」の臭いがつきま
とう2人。やっぱり出してました「金儲け本」

[サイゾー株式調査隊]
マネー誌では教えてくれない、株式投資のギモンを追跡! 投資と経済の裏側に迫ります。

 株式投資に関する本は、星の数ほどあれど、単にノウハウを教えるだけのような企画では、読者はなかなか手に取ってくれない。そんな中で重宝されるのが、タレントだ。著名で親近感のあるタレントが株式投資について語っていれば、小難しそうな投資本よりも断然手に取りたくなってしまう。では、それらの中で開陳されたタレントたちの投資実績やテクニックとは、いかほどのものなのか?

 『金はこうして儲けるんや』(主婦と生活社/1986年刊)と大きく出たのは、元プロ野球選手の板東英二。板東の株の原体験は、当時プロ野球史上最高だった入団契約金2000万円を親が勝手に株でスッてしまい、3分の1にしてしまったという悲惨なものだった。ところが、自分で株をやってみると、すっかりハマッてしまったそう。毎日『会社四季報』を熟読して、遠征先でも朝から証券会社の株価ボードを眺めたり、練習中でも短波ラジオの株番組を聴くなど、かなりの熱の入れようだった。その甲斐あってか、半年で2000万円も儲けてしまった。だが、それもつかの間、プロ野球引退後、実業家として再出発するも1億4000万円もの負債を背負うことに……しかし、それもタレント業で返済したという。結局、働くのがいちばんという結論!?

 島田紳助は、2000年に『株・不動産 知識ゼロからの金儲け』(幻冬舎)という投資本を出している。意外にも、実践的な投資入門書だ。紳助の知り合いいわく、現金で持つのは1000万円まで。「1000万円で治らん病気は死にますから」というわけで、残りは株と不動産で運用すべしという。紳助が株を始めたのは20歳過ぎというから、かなりの早熟。20代後半で吉本興業株を同社会長の勧めで購入し、すぐに儲かったが、その後、民営化されたNTT株でお決まりの大損となった。株はトータルでプラスだそうだが、紳助が金儲けで成功できたのは、不動産によるところが大きい。一般人がなかなか手を出しにくい競売物件を安値で落札し、転売しているのだ。多忙にもかかわらず、暇を見つけては裁判所に通い、めぼしい物件をチェック、これぞという物件は下見へと、情報収集に余念がない。「ややこしい占有者」がいる場合もあるが、「お金目当てであれば、交渉でいかようにもなる」そうだ。

 紳助と板東に共通しているのは、「子育ても投資」という考え方。だが、その内容は大きく違う。紳助は、次女が海外留学する際、「甲(次女)が成功した(年収150万ドル以上)あかつきには、年間30万ドルを7年間にわたってお支払いいたします」と誓約書を書かせるなど計算高いのに対し、板東は「子供でどうやって儲けるのか」とぶち上げながら、最終的には「カエルの子はカエル。(略)それが浮世の定めです。(略)あかんと思ったら早いうちに次の賭けに向かいなさい」と、かなりアバウト。

 ほかにもたくさんある芸能人の投資本とそのテクニックや蘊蓄については、『株ココロ』で、詳しくレポートする。

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最終更新:2008/05/21 22:34
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