恋愛上手は、株式投資でも儲けられるって、ホント?
#本 #金融 #株ココロ
[サイゾー株式調査隊]
マネー誌では教えてくれない、株式投資のギモンを追跡! 投資と経済の裏側に迫ります。
バレンタインデー、ホワイトデー、そして、別れと出会いの春……この時期は、まさに恋愛シーズンである。
と、なぜか今回は「株式調査隊」らしからぬ書き出しになったが、これが見事に株と関係あるらしいのだ。恋愛と株式投資は、共通するところがたくさんある。つまり、株式投資のコツをつかめば、恋愛もうまくいき、また、その逆もある。まさに一石二鳥!
そんなユニークな論を展開しているのが、経済や金融を柔らかく解説することを信条とする「ワクワク経済研究所」代表の保田隆明氏。外資系証券会社出身で、最新刊『金トレ!』(an・anBOOK/目黒陽子氏との共著)ほか、多数の著書がある保田氏だが、株式投資と恋愛の関係を書いた『恋する株式投資入門』(青春出版社)では、 オトコ選びと株の銘柄選びの共通点を挙げつつ、株式投資の仕組みをわかりやすく紹介している。
「株式投資と恋愛の共通点ですが、大きな部分でいえば、誰もその魅力に気づいていない原石を発見することでリターンが大きくなるという点。ダメだとわかっていても手を出してしまう点。常に状況が変わっているので正しい答えが誰にもわからない点など、いろいろあるんですよ」と語る保田氏。
確かに、女性から見たとき、「今後、伸びそうなポテンシャルの高いものを選ぶことが大事」という意味では、オトコ選びも銘柄選びも一緒。ひとつの銘柄(オトコ)に絞らず、分散投資をする(キープくんをつくる)ことや、相手に過剰な期待をしないことも大事ださらに、オトコも投資先の企業も資産を多く持っているに越したことはないが、中でも資産価値として確実な不動産を持っているほうがベターなんてところも一致するという。
「『恋する~』を書いたのは、05年の株式投資ブームのときなんですよね。当時は、『とりあえずなんでもいいから株式を買っておけ。チャートだけ見ておけ。だって、収益分析なんてわからないし』という雰囲気があった。そこで、どうすれば企業の収益分析や財務分析をわかりやすく伝えることができるかと思ったときに、恋愛との相似性に至ったんです。読者からの反応は、『おもしろい』『わかりやすかった』と同時に、『でも、これで株式投資に勝てるわけじゃないよね』という正論もありましたが(苦笑)」(保田氏)
恋愛に例えることで、頭では株式投資のコツを理解できたとしても、実践するとなると簡単に結果が残せないところも結局は恋愛と一緒。それでも、ビギナーには、株式投資への興味とモチベーションを高める一助にはなりそうだ。
ということで、今回は「恋愛好きな人は、株にもハマる素地があるのではないか?」という仮定の下、自他ともに認める「恋愛好き、オトコ好き」のあの女流作家を相手に、保田氏に株式投資の魅力を説いてもらった。「株など、絶対にやることはない」と断言するこの作家は、恋愛同様、株にもハマってしまうのか? 波乱必至の対談の模様は、株ココロにて。
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