男子用小便器は、本当に必要なのか?
#トイレ
突然ですが、小学校では、男子便所全個室化が進んでいる昨今。大便用の個室に入ると、「やーいやーい、あいつ、う○ちしてやんの!」的にからかいの対象にされるので、「学校でう○ちを絶対にしない・なるべくしない」という小学生が増えていることが原因らしいが(02年のTOTO調べによれば、実際に4割の小学生男子が「学校でう○ちをしない」そう)、そんなことなら、最初から「小便器なんて、取り付ける必要ないのでは?」と思うのは筆者(♀)だけだろうか? また、大手デパート「大丸東京店」では小便器が半個室化(扉がない)されているが、「隣が見えないようになってるのはいいけど、後ろでウロウロされると集中して用を足せない」という意見がある。しつこいようだが、「そんなことなら最初から小便器はいらないだろ! 全部扉付きの洋式個室にしなよ」と思うわけだ。
そもそもなぜ、小便器が存在するのだろうか? 日本における小便器の起源について、トイレの老舗メーカー・TOTOに訊いてみた。
「日本に小便器が登場したのは、平安時代だと言われています。当時は木製で箱のような形をしていて、その中に尿を貯めたそうです。江戸時代になると、お風呂の桶を縦に伸ばしたような筒型の小便器が使われていたようですよ。徐々に木製から陶器に進化して、明治・大正時代には、筒の上部が広がったような形の小便器になりました。ちなみに会社やビルなど、大衆が使う男子便所には小便器がほとんど取り付けられていますが、設置しなければいけないという規定は特にありません」(TOTO広報部)
意外に歴史が深くて、驚きだ。「農村部では昭和初期まで女性も立って用を足していた」なんて情報もあるので、立ちションに適している小便器は、侮れないアイテムなのかもしれない。「短時間で用が足せる」「大便器よりも“的”が広範囲なので、オシッコしやすい」など、小便器にも利点があることは確か。さらに「やっぱり小便器で用を足さないと、出した気がしない。自分は洋式便所で用を足すとした気がしなくて、またすぐトイレに行きたくなる派ですね」(26歳/男性ライター)と、小便器によって心理的に尿意を弄ばれる男性も存在するようだ。「小便器なんて、ゴキブリ並に存在価値がないに決まってる!」と思い込んでいたが、恐れ入りました……。
(小石川光希)
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