ほっかほっか亭が「ほっともっと」に ホカ弁は“ホ●弁”に?
#企業
持ち帰り弁当チェーン最大手プレナスが、ほっかほっか亭総本部とのフランチャイズ契約を解消し、今年5月15日から店名を「ほっともっと」という新ブランドに切り替えることが明らかになった。
これにより、全国の「ほっかほっか亭」約3500店舗のうち、プレナス直営の1,208店舗が「ほっともっと」に店名を変更。また、プレナスの加盟店1,201店舗にも新ブランドへの移行を働きかけるとのことだ。
時折ホカ弁を利用する筆者も、「どの店が『ほっともっと』に?」「店名だけでなく、メニューなどにも変更があるのか?」など、色々と気になる点がある。プレナスに問い合わせてみた。
――どの地域のほっかほっか亭が「ほっともっと」になるんですか?
「山口から九州沖縄までのエリアと、静岡から北海道までのエリア、このうち青森、秋田、岩手、茨城以外が弊社の運営です。このうち、直営店については全て『ほっともっと』になります。弊社の加盟店さんに関しては、『ほっともっと』に移行するのか『ほっかほっか亭』の看板を継続するのか、ということを検討していただくことになりますね」(プレナス・コミュニケーション室担当者)
――フランチャイズ解消ということは、メニューや商品名も替わるんですか?
「フランチャイズ形態が特殊なんですが、あくまで『ほっかほっか亭』という看板を管理しているだけなんです。弊社店舗のメニューは独自商品ですから、ブランドが替わっても今のままですね。ただ『ほっかほっか亭』の看板のままでやっていく店に関しては、弊社からの供給ではなくなりますので、メニューも変わるでしょう。おそらく、総本部・親会社のハークスレイさんのメニューになるのではないかと思います」(同上)
少しややこしいが、店名を変更すればメニューは替わらず、「ほっかほっか亭」のままで営業するとなるとメニューが一新される、ということらしい。
ところで、ほっかほっか亭といえば、ホカ弁という愛称で親しまれてきた。「ほっともっと」に店名が替われば略称も替わる可能性があるが、ネット上では「ホモ弁」「ホト弁」などの新案が続々と……。前出の担当者も苦笑する。
「そういった書き込みの内容は見ておりますが、こちらとして前向きか後ろ向きかというと、コメントしづらいですね(笑)。略すのは、それぞれ自由だと思いますが、弊社としては特に略称は決めておらず、『ほっともっと』ということで、略さないでお願いしたいですね……」(同上)
そんな担当者の困惑をよそに、あるブログでは「ホモ弁」のコンセプトを酌んだメニュー例まで書き込まれる始末。不本意かもしれないけれど、ある意味ではブランディングに成功したような……。
(逸見信介)
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