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あのセーラー服おじさん 安穂野香ちゃん独占インタビュー!!

20080215_anhonoka.jpg公式サイトトップページのインパクトは絶大!

 約15年前、名古屋・栄のセントラルパークに、伝説のパフォーマーがいた。その名は「安穂野香(あん・ほのか)」。

 ラジカセから流れる自作曲に合わせ歌って踊るのだが、まずその見た目がものすごいインパクトなのである。性別・男。衣装はセーラー服。といっても、「女子高生に見える」方向の女装ではない。どう見ても、普通のおじさん。セーラー服を着ただけの単なるメガネのおじさんが、マイクを手に踊りながら、歌う。しかも歌の内容が、花や小鳥が登場するようなカワイイものばかり。さらに、世はちょうどブルセラブームだったということもあり、『投稿!特ホウ王国』(日本テレビ系)や『トゥナイト』(テレビ朝日系)などの情報番組で、「名古屋のセーラー服おじさん」として取り上げられていた。

 時は流れ、2007年。いまもっとも注目度の高い深夜のお笑い番組『あらびき団』(TBS系)に、突如としてこの安穂野香が登場した。

 当時と同じく、セーラー服を着て歌をうたう穂野香ちゃん。最新版の彼女は、踊らずにキーボードでの弾き語りスタイルだ。曲は「NICE PEACE」なる謎のタイトル。本人紹介の段階では手で顔を隠しており、曲が始まっても、イントロ中は不自然に置かれた観葉植物で、頭部は見えず。そして、歌い始めた瞬間に、バーコード頭の穂野香ちゃんが、ドーン!!

 昨年10月放送分におけるこの「出オチ」での登場に、番組司会のライト東野(東野幸治)とレフト藤井(藤井隆)も、転げ回って笑う衝撃のデビュー。その後の放送でも、「おとひめさま」「ミラーボール」など、とぼけたタイトルととぼけた歌詞の持ち歌を次々と披露。年末の総集編では、一応シンガーソングライターであるにもかかわらず、並み居るお笑い芸人を押しのけ、藤井が選ぶ「あらびき芸人」の堂々1位に輝いた。

 あの中川翔子からも、「翔子的に今もっとも頭を占領している」人物として「しょこたん ぶろぐ」に名前を挙げられる穂野香ちゃん。この「再ブレイク」を、本人はどう思っているのだろうか? 電話で直撃してみたところ、

「おかげさまで、新しいお客さんが増えました。お世辞だとは思うのですが、『あらびき団』サイドからも、『番組と一緒に歩んでいってほしい』といったことを言われました」

 と、謙遜しつつも、自身が期待される存在であることを明かしてくれた。現在穂野香ちゃんのライブ活動は東京や大阪が中心で、地元・名古屋ではあまり行っていないとのこと。これは、「生徒さんが驚いて混乱してしまうといけないものですから」と、“本業”である音楽教室教師としての配慮らしい。

 後日、穂野香ちゃんのPVが収録されたDVDが、筆者宛に送られてきた。代表曲「NICE PEACE」と、荘厳な曲調で朗々と歌い上げるこれまた名曲「日照」の2曲入りで、どちらも、山の風景と、その山の中でいつものセーラー服姿で歌う穂野香ちゃんの映像とでまとめられている。これは、セーラー服を着ることとなったきっかけが、「山登りをしていたら、『セーラー服で歌いなさい』というお告げが山からあった」からだそう。ちなみに、録音も撮影も編集もすべて本人の手による。真の意味で「インディーズ」なアーティストなのだ。

 添えられた手紙には、こういった山での活動について、「自然(山)と音楽とセーラー服の融合を目指すためです」と記されていた。その“融合”の成果は、今後も出演予定の『あらびき団』で見られるかもしれない!?
(太田サトル)

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最終更新:2013/02/07 14:46
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