マニア垂涎の「大ロボット博」に「ガッカリだよ!!」の声続出!!
#イベント
1月27日まで、上野の国立科学博物館で行われていた「大ロボット博」。
「世界最高水準にある日本のロボットたち」として、からくり人形から産業用ロボット、さらには「鉄腕アトム」「機動戦士ガンダム」「ASIMO」まで勢ぞろいするというふれこみで、マニアを中心に、大いに期待した向きも多かった。
実際連日大盛況で、特に週末は、博物館の前どころか、上野公園方面まで延々と続く長蛇の列ができ、「入場まで80分」「ASIMO館まで90分」などというプラカードも見られたほどであった。
ところがいざフタをあけてみると、その人気とは裏腹に、「ガッカリ」という声が続出したことをご存じだろうか? 会場のキャパに対して混雑がひどすぎるという指摘は致し方ないにしろ、その展示内容・展示方法に対して、ネットを中心にかなりの酷評がなされているのだ。
まず多く見られるのは、「肝心のロボットがほとんど動いてなかった」(!)こと。市販のガンプラなどをズラズラ展示した「水増し」で、ロボットはほとんど静態展示ばかり。さらに、会場の狭さゆえか、各企業のオススメロボットが脈絡なく並ぶだけで、時代性などのテーマの一貫性もないという指摘も多かった。
また、「一度第一会場から第二会場へ進むと、第一会場へはもう戻れない」というしばりがあるため、第一会場をみっちり見学してから第二会場に移動すると、その第二会場は空いていたうえ、展示内容も非常に少ない……なんてことも。オマケに、売店も第一会場から第二会場に行く間にあるだけという不親切設計。
さらに、いちばんの花形である作業用大型ロボット(横幅3メートル、高さ2メートルくらい)は、ランダムに置いてある物体を指示通りにきちんと並べ直すという優れものだが、「ロボット」的にはちょっと地味で……。実は筆者も、週末のたびに足を運んでみては、長蛇の列を見て断念……を3度ほど繰り返し、会期終了ギリギリにしてようやく観覧、そして大いにガッカリしてしまった。
この連日の大盛況には、当の国立科学博物館関係者たちも戸惑っているのか、常設展の係員からは、独り言かどうかもわからないような、こんなアドバイスが聞かれた。
「この寒いのに、毎日本当によく混むんですよね。ASIMOは、未来館(お台場の科学未来館)に行けばいつでも見られますよ」
そ、そうなんだけど……。(田幸和歌子)
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