ジブリに新社長誕生! そのとき前社長・鈴木Pは……
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2月1日、スタジオジブリの前社長である鈴木敏夫プロデューサーに代わり、ウォルト・ディズニー・ジャパン前会長の星野康二氏(1月31日付けでディズニー社を退職)が新たに就任。ついにあの鈴木Pも隠居か、もう59歳だし、最近は腰痛に悩まされてると聞くしネ……と、これまでさんざん鈴木Pを怒らせてきた本誌としては、一抹の寂しさ(?)を覚えながら記者会見に赴くも、ところがどっこい、鈴木Pは新たに“代表取締役プロデューサー”というナゾの肩書きとなり、今後はプロデューサー業に専念していくのだという。
今回のバトンタッチは、社長とプロデューサーという二足のわらじ状態に疲れた鈴木Pが、ディズニー時代にジブリ作品のビデオ販売や、『もののけ姫』の全米公開などにかかわってきた「ジブリをよく知る」星野氏に、白羽の矢を立てたという格好だ。
共にアニメ市場で大成功を収めるディズニーとジブリが親密度を増すかのような図式に、ふと「ジブリが事業拡大を視野に入れているのかしらん?」と思ってしまったが、鈴木Pはこう話す。
「ジブリはあくまでアニメーション映画を作る会社。今後、会社を大きくしていくのではなく、社員も増えた今、星野氏には現状をどう維持していくのかを期待したい」
これに対して星野新社長も、「これまでのジブリのように、監督たちがのびのびと作品を作れるような環境を優先していきたい」と、その考えに賛同する姿勢を見せた。ちなみに宮崎駿監督も、新社長誕生に大賛成だという。
社長職を解かれたことで“自由”を手にし、ガゼンやる気に燃えてる(よーに会見では見えた)鈴木P、そして宮崎駿、高畑勲というジブリの最強オヤジたちを、星野新社長がどううまく転がすか、その手腕に注目だ。
(編集部)
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