原作モノ続きの映画業界 「ヤッターマン」の前評判は?
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ウリのぽっちゃりが仇となるか?
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※今週の注目キーワード 【ヤッターマン】
今月14日、30年ぶりにテレビで復活した『ヤッターマン』(読売テレビ系)。世良公則氏と野村義男氏のユニット、「音屋吉右衛門」の歌う主題歌に対して、作者・山本正之氏が所属会社(ベラ・ボーエンタテインメント)のHPで「(メロディや歌手の選出について)打ち合わせと違う」とガッカリな心中を明かしたほか(現在当該コメントはHPから削除されている)、旧作ファンからも批判的な意見が多く寄せられ、好調とは言い難い出だしとなった。
そんな中、つづく翌15日には、来年春に公開が予定されている実写版『ヤッターマン』(三池崇史監督・松竹/日活配給)の3悪人のキャスティングが発表された。ドロンジョ役が深田恭子、ボヤッキー役が生瀬勝久、トンズラー役はケンドーコバヤシ。ネット上では、深田恭子について「イメージと違う」などの批判もあるものの、「ボンテージ姿が見たい」「お仕置き後のセミヌードに期待」など、エロ目線での期待が高まっているようだ。
それにしても最近、『ゲゲゲの鬼太郎』や『エヴァンゲリオン』などリメイク・原作モノばかりが続くが、同じく原作モノであるこの実写版『ヤッターマン』、映画業界での前評判はどうなのだろうか。
「ヤッターマンが実写映画化される、という話が流れてきたとき、ウチの会社では、『ヤッターマンやるんだ……へぇー』って感じでした(笑)。衝撃はなかったですね。まあ、三池監督なので、原作に忠実、という訳にはいかなそうですが、違うものとしておもしろい作品になるかもしれませんね」(大手配給会社社員)
三池崇史氏といえば、現邦画界を代表する監督で、海外での評価も高い。リメイク・原作モノでも、『妖怪大戦争』(05年)、『クローズZERO』(07年)などを手がけ、一定の評価を得ているという実績がある。こうした監督への期待に加えて「リアルタイムに見ていた世代とその子供世代、さらに主役の櫻井翔でジャニーズファンの動員も狙っているんでしょうね。アニメのリメイクも時期を合わせたりなんかして話題を作っているので、興業収入的にはそこそこ成功するんじゃないでしょうか」(同)と中ヒットの予想。
一方で、「映画業界の中でも、もう原作モノやリメイクはどうかな?って感じになってます。今年は、企画される数もグンと減りそうですよ」(同)との見解も示した。映画の企画は数年単位のため、すでに製作中のものもいくつかあるようだが、いい加減に食傷気味の方へは朗報かもしれない。今回の実写版ヤッターマンの出来が、それらの作品の興行に悪影響を及ぼさなければいいが……。
(逸見信介)
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