映画版「ヱヴァ」、早くも流出! 犯人は内部関係者?
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1月13日、昨年公開されて大ヒットした庵野秀明監督によるアニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の全編が、不法に動画共有サイト「Stage6」にアップロードされていることが話題になった。同作品は、1990年代後半に大ヒットした『新世紀エヴァンゲリオン』の新作で、昨年9月1日に公開されたばかり。まだDVD化もされていない作品だ。それだけに、何者がどういう経路で入手してアップロードしたのかという謎を呼んだ。
映像は劇場での盗撮などではなく、関係者がコピーしたと思われる鮮明な画質(ただし音声には妙なエコーがかかっている)。Stage6は「YouTube」よりも高画質な動画共有サービスだけに、クリアな画質の映像が流出してしまったわけだ。
しかも、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』をアップロードした人物と同じIDが動画共有サイト「Veoh」にもあり、筆者が確認した時点では同作品を2分割した後半のみが存在していた。登録情報によると、その人物はイタリア人。ただし、映像には中国語字幕があった点がStage6にアップロードされていたものと異なる。流出後に少なくとも字幕を付ける程度の時間があったようだ。
アニメ情報サイト『アニオタフォース』(http://aniota.jp/)を運営するaniota氏は、劇場版アニメ作品の流出事情についてこう語る。
「最近だと、『ゲド戦記』がDVDの発売前に流出していました。昔だと、『カウボーイビバップ 天国の扉』が劇場公開前に流出していたこともありましたね。」
また、同氏の友人の証言によると、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』は少し前からすでに流出していたとのこと。Veohに存在した動画が、一定期間前にすでに流出していたものに字幕を付与したと思われる点とたしかに一致する。
劇場版アニメ作品がパッケージ発売される前に流出することは昔からあったようだが、動画共有サイトの隆盛がそれを多くの人の目に触れさせることになったようだ。Stage6に流出した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』はすでに削除されたが、今後また悪用するユーザーが現れないか懸念される。
(宗像明将)
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