デジタルガレージの提携で、どう変わるtwitter?
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1月7日、株式会社デジタルガレージは、米twitter社と資本・業務提携し、twitter(一言ブログサービス※詳しくはコチラを参照)の日本語版を、本年春までに開発すると発表した。既に英語版でtwitterに参加している日本人ユーザーの間では、「シンプルなので、別に日本語化しなくても、英語のままで使える」「広告でも配信するつもりか」などと、否定的な反応も少なくない。
ユーザーにとっては“余計なこと”にも思える今回の資本・業務提携は、twitterのサービスに何をもたらすのだろうか?
米twitter社は、twitterによる収益モデルを未だ確立していない。資本提携したデジタルガレージにとっては、これをどう収益に結びつけるかが当面の課題だろう。一部有料サービスや、広告配信など、さまざまな方法が考えられるが……。
「デジタルガレージは、子会社であるテクノラティジャパンの運営などを通して、CGM(筆者注※Consumer Generated Mediaの略で、情報の消費者自身が生み出す情報媒体)と広告を結びつけたビジネス・モデルをこれまで実践してきました。こうした経験が、いずれtwitterから収益を上げることにも役立つと考えています」(デジタルガレージ広報担当)
明確にどういうカタチになるのはかは不明だが、あからさまなネット広告をユーザーは嫌う。twitterの持つコミュニケーションツールとしてのメリットが損なわれないような方法が採られなければ、利用者が離れていくことは必至だ。同社としても、工夫の凝らしどころだろう。
また、わざわざ日本語化にしなくても今のままで充分、という声に対しては、
「日本語版の開発にあたっては、これまでtwitterを使ってこられたユーザーの皆さんの利便性をできるだけ損なわないようにするつもりです。現時点では詳しくお話しできませんが、例えば英語版を利用したい方は、引き続きお使いいただけるような仕様にしたいと考えております。日本語版に固有の機能の追加については、ユーザーの皆さんのご意見を基に鋭意検討していきます」(同)と、明かせない部分が多いようだが、何らかの機能追加・改良が検討されているようだ。twitterのウリであるシンプルさと、機能性の両立をどのように図るのかに注目が集まる。
海外サービスのローカライズにはいつも期待と不安がつきもの。たとえば日本版Last.FMは、いくつかの重要な機能が移行されなかったせいで、ユーザーの大きな不評をかった。今回の提携が、twitterユーザーにとってプラスにはたらくことを期待したい。
(逸見信介)
※こちらも参考に
日本語版Twitter開発ブログ
開発者のtwitterアカウント
【Buzzurlのエントリー】 デジタルガレージがTwitterと資本・業務提携–春までに日本語版を提供:ニュース – CNET Japan
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