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イーバンクがネット初の現金還元! ところで“あの件”は?

20080111_ebank.jpgキャッシュバックコレクションHP

 ネット専門銀行のイーバンク銀行が、ネット通販サービスのNTTデータキュビットと提携して、買い物代金の一部を“現金還元”する通販サイトを開設したことが話題を呼んでいる。

 「キャッシュバックコレクション」というこのサイトでは、「楽天市場」「ヤフーショッピング」などの商品が購入可能で、各サイトの設定率(0.5~10%)に応じた金額がイーバンクの口座へキャッシュバックされる。ネットショッピングでのポイント還元サービスは今までも行われていたが、現金による還元は初めてとあり、ネットユーザーの注目も高い。このキャッシュバックサービスを受けるにはイーバンク銀行の口座の開設、そしてメール送金サービス「メルマネ」の通帳作成が必要となる。

 このサービスについて、ネット上では前向きな評価が多く見受けられるが、一方で、「それよりも、同行が12月に行った“改悪”を見直してほしい」という意見も多かった。

  “改悪”とは、同行が昨年12月に行った手数料変更のこと。それまで無料であった手数料(ゆうちょ銀行ATMでは所定回数超過後の出金は1回200円)が、「入金・出金にかかわらず、所定回数(1~5回/月)超過後は1回210円」となったのだ。この手数料変更に不満を持つユーザーは多く、ネット上での反対署名が行われるなどの動きも見られた。

 このような意見についての見解を、イーバンク銀行・広報担当者に質問してみたところ、

「手数料を変更した際には、利用者の方からお問い合わせをたくさんいただきましたが、大幅にユーザーが減ったということはありませんでした。現に、口座残高は順調に伸びています。また、キャッシュバックコレクションは、手数料引き上げの件とは関係ありません」(イーバンク銀行・広報担当者)

との回答。手数料を引き上げたにも関わらず、ユーザー離れは起きなかったという。

「ユーザー離れが起きなかった原因はなんとも言えませんが、イーバンクの口座数は現在250万以上で、ネット専用銀行の中で半分以上のシェアを占めています。入出金の手数料は上がったものの、イーバンク同士の振り込み手数料は無料、他の銀行への振込みでも160円と、非常にリーズナブルですから」(同上)

 たとえ入出金の手数料が増えようとも、ネット上でお金をやりとりする利便性を考えたとき、結局イーバンクを使うのが一番お得ということなのだろうか。手数料については、「ユーザーの意見を聞きながら随時改善していく」ということで、今すぐの具体的な動きはないようだ。

 とりあえず当面はユーザー離れの心配はないようだが、競合のネット銀行からすれば今が一矢報いるチャンスかもしれない。競争による更なるサービスの充実に期待したい。
(編集部)

【Buzzurlのエントリー】 イーバンク銀、現金還元の通販サイト開設

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最終更新:2008/01/16 20:52
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