ドラマに登場も存続は怪しい? 寝台列車の魅力と先行き
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ネット上で今話題になっているキーワードを、サイゾー独自の視点で鋭くぶった斬り! 気になるあのニュースの、“ちょっとした裏側”お見せします。(キーワードの選出には、はてなダイアリーキーワードのキーワードランキングを参考にしています)
※今週の注目キーワード 【カシオペア】
元日早々、「カシオペア」や「寝台特急」がキーワードランキングの上位に。これは、テレビ朝日系列の刑事ドラマ『相棒』の新春スペシャルがカシオペアを題材にした内容であったためだ。
ドラマを抜きにしても、寝台列車は人々の心を惹きつける。長い休みでも取れたら、いつかは寝台列車に乗って旅行に行ってみたい、という人は多いのではないだろうか?そんな、旅情を誘う寝台列車だが、将来的には廃止の方向にあるという。
昨年11月18日の朝日新聞の記事によれば、今年3月のダイヤ改正で、東京~熊本間を走る「なは」、京都~長崎の「あかつき」、東京~大阪の「銀河」が廃止され、大阪~青森「日本海」、上野~札幌の「北斗星」が1日2往復から1往復に減るのだという。車両の老朽化、夜間の要員確保が困難、他の交通手段の発達による利用者減、が主な理由だ。
さぞかし鉄道マニアは悲しんでいるだろう、と思いきや、意外に冷静だ。
「確かに残念ですけど、電車好きな僕も年に数回しか乗らない。一般の人ならなおさらじゃないですか? 普段、速い電車ばかり利用していて、いざなくなるとなったら残してくれ、というのも虫のいい話なので、複雑な気持ちですよね」(ある鉄道マニアの男性)
筆者のように、マニアでない人間にとっては、「いつかは寝台列車を」と思いつつも、取れる休みの日数を数えると、やはり新幹線や飛行機を、となってしまう。マニアまでもが年に数回、というのでは、定期路線として残すのは難しい、というのもうなずける。
「列車で夜を明かす、という独特の雰囲気や、食堂車でのディナーなど、移動中の電車内での楽しみ、というものを知ってもらいたい。それに実用面でみても、現地での宿泊費も考慮すると、寝台列車のほうが経済的な場合とか、いろいろメリットはあるんですけどね」(同)
旅行の目的は、目的地にだけあるのではない。寝台列車が廃止される前に、電車に乗ることそのものを目的とした旅行に出掛けてみては?
(逸見信介)
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