香川県3人殺害事件でマスコミが金を払った人物とは?
2007/11/30 09:00
#事件 #殺人 #マスコミ
元交際相手の証言を大々的に載せた「週刊現代」(12月8日号)
香川県坂出市で三浦啓子さんと孫娘の2人が行方不明となっていた事件は、27日に三浦さんの義弟、川崎政則容疑者が死体遺棄の容疑で逮捕され、3人が遺体となって発見されるという最悪の結末を迎えた。
実は、川崎容疑者が逮捕される前、マスコミ各社が、とある人物に金を払って取材をしていたことをご存知だろうか?
「週刊現代」(12月8日号)/講談社
情報提供料は2万円
その人物とは、殺害された啓子さんの元交際相手A氏。「週刊現代」(12月8日号・講談社)ではA氏の証言を「58歳祖母の『元交際相手』が告白1時間!」との見出しで掲載。というのも、警察はこの人物に事情聴取を行っていたため、テレビやその他の週刊誌も、この人物の元を取材に訪れていたのだ。現地で取材する記者はこう語る。
「私も、三浦さんの元交際相手を取材しに行ったのですが、取材のお願いをすると、『俺の時給は1時間2万円や。新潮、現代、フジやTBSもみんな払っとる』と自慢げに言われました。金を払い話を聞くと、殺害された姉妹の父親、山下清さんの悪口と、事件に関する彼の独自の推理で、記事にできるような内容ではありませんでした」
川崎容疑者の逮捕まで、警察が容疑者として疑っていた人物が多く、情報が交錯していたことから、マスコミとしては2万円を払ってでも事件につながる証言が欲しかったのだろう。
容疑者が捕まり遺体は見つかった今でも、共犯者がいる可能性や、犯行の動機が不明な点など、いまだに解決とは言いがたい状況。情報に翻弄されるマスコミが真実を暴けるのか、これからが正念場だ。
(編集部)
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最終更新:2008/06/27 21:08
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