Yahoo!ニュース担当者が語る!【1】朝日も日経も“競合じゃない”
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近年、各メディアのインターネットへの参入が相次いでいる。特にニュースの発信源である新聞各社の動きがあわただしい。今月1日、産経新聞がMSNと提携して「MSN産経ニュース」を立ち上げたその同じ日に、毎日新聞は「毎日jp」の運営をスタート。さらに、業界大手である朝日・日経・読売が、来年を目途に共同ポータルサイト「ANY」を立ち上げるという話まで出ている。
このようなメディア各社の動きを、ニュースサイトの雄であるYahoo!ニュースはどう見ているのだろうか。Yahoo!ニュースの統括責任者である、メディア事業部プロデューサー・川邊健太郎氏に独占インタビュー!
朝日や日経は競合ではない
最近、新聞社をはじめ各メディアがネットに参入してきており、今後競合になっていくと思われますが、Yahoo!ニュースとしてはどのようにお考えですか?
「我々としては、新聞社運営のニュースサイト(朝日.com、毎日jpなど)を競合とは考えていません」
なるほど。それは、まだ敵と呼べるほどの存在ではないということでしょうか?
「いえいえ、違いますよ。我々にとっては、ニュース提供元である新聞社は大切なパートナーだということです。今のところ、日経さんと朝日さんとは限定的なお付き合いしかできていないのは確かです。しかし、今度立ち上げるANYについても、いいサイトであればぜひコンテンツ提供をお願いしたいですし、この点については先方にもしょっちゅう提案しています」
しかし、朝日や日経が今後も自社のニュースを外に出さず、ユーザーの囲い込みに動けば、イヤでも競合になっていくのでは?
「先方がどう考えているかはわからないですが、お客様の囲い込みについては、過去にYahoo!ニュースもやっていたことなので、気持ちはわかります。しかし、今後もそのスタイルではおそらくお客様がついてこないでしょう。我々もそれに気付き、今年から大きく方針転換をしているのです」
(編集部)
【中編はこちら】 Yahoo!ニュース担当者が語る!【2】囲い込みなんて、時代遅れ
【後編はこちら】 Yahoo!ニュース担当者が語る!【3】競合は“友人のブログ”
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