北海道ハメ撮りロリコン教頭、素人投稿誌を廃刊に追いやる!?
#事件 #雑誌 #児童ポルノ
今月1日、札幌市手稲区星置の市立小学校教頭が、児童買春、および児童ポルノ禁止法違反の容疑で逮捕された。逮捕された直接の容疑は、この教頭が先月21日、同市内に駐車した自分の乗用車の中で16歳の無職少女に現金6000円を渡してこの少女の体を触り、さらにはこの少女にいかがわしいポーズをさせ、デジタルカメラで撮影したというもの。
これだけであればこの事件は、最近では決して珍しくもない「教員によるワイセツ事件」として、すぐに忘れられたであろう。しかしこの事件は、世間の耳目をおおいに集めた。というのもこの教頭、少女に金を払って猥褻な行為を繰り返していただけでなく、マニア向けの「素人投稿雑誌」に、買春した女性と自分との猥褻な行為を撮影した写真を投稿、この10年間で約1800万円もの収入を得ていたことがわかったからだ。
ヒーローだった教頭先生
「素人投稿雑誌」への投稿者の中には、「質のいい」写真を何度も投稿することにより、雑誌内でちょっとしたヒーロー扱いをされている者が存在する。上記事件の教頭も、いくつかの有名マニア雑誌に、非常に若い女性との猥褻写真を同じペンネームで投稿することで有名な常連投稿者であった。
もちろん法的には、投稿する本人のみならずその相手女性が撮影、および雑誌への掲載に同意しており、かつその女性が18歳を越えていれば、なんの問題もない行為である。この教頭は、相手が未成年であったために警察に御用となったわけだが、では、掲載する雑誌のほうは、相手が少女ではないこと、そして相手女性の同意があることを、どのように確認しているのだろうか?
「基本的には、『同意書』があれば、掲載OKという判断をしてしまうんですよね。中には、丁寧に身分証明書のコピーを入れてくれる投稿者もいますが、それはまれ。だから同意書に嘘があっても、ハッキリ言えばスルーしてしまいます。一応、明らかに未成年であると思われる女性が撮影された写真は、掲載しないようにしていますが……」(男性誌編集者)
教頭逮捕で拡がる波紋
同意書というのは、自分の現住所や年齢、さらに、撮影や掲載に同意しているという一文を、投稿者男性と撮影された女性がそれぞれに書き、押印したもの。中には、あらかじめこの同意書のフォーマットを用意している親切な雑誌も存在するというが、人にはあまり言えぬ趣味をわざわざ撮影して送ってくれるという奇特なマニアの“善意”によって成立している雑誌であるため、投稿者に連絡を取り、同意書の記載内容に誤りがないか確認するというのは、現実問題としてはやりにくいことだという。
「こういった事件が起こると、次に矛先を向けられるのは、雑誌をつくっている我々出版社でしょう。事件を起こした教頭が投稿していた雑誌に関しても、少女を撮影した写真が過去の投稿の中になかったとはとても言い切れないから、いつ警察からお呼び出しがかかってもおかしくない状況ではないでしょうか」(同上)
まるまる一冊が猥褻写真の投稿によって成立している雑誌ではなくとも、編集サイドが写真を用意する必要がないという意味ではきわめて「お手軽」であるため、誌面の一部をこういった「読者投稿コーナー」に当てる男性誌も少なくない。今回の事件を受けて、ある男性誌系の出版社は、こういったコーナーを全面的になくす方針であるという。しかし、上述したような「素人投稿雑誌」では、掲載を取りやめるということはすなわち廃刊を意味してしまう。マニア教頭のお騒がせ不祥事に、日本の男性誌業界全体が揺れているのである。
(編集部)
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