週刊誌女性記者が提言! もっとしっかり働け『働きマン』
#週刊誌 #ドラマ #菅野美穂
週刊誌を舞台に、女性記者の姿を描いたドラマ『働きマン』。現在第2話まで放送されているが、原作マンガの人気もあり、初回の視聴率は15.7%と評判はまずまずのようだ。第2話は、主人公の松方弘子(菅野美穂)が、野球選手のインタビュー取材のオファーを出すため練習場を訪れるが、番記者に囲まれた選手に企画書すら渡すことができない。そこで、締め切り直前に同じ社内の別雑誌の編集者に企画書を渡すように頼み、なんとか取材OKをもらうというストーリー。
実際に週刊誌の現場で働く女性記者は、このドラマをどう見るのだろうか? 現実にはあり得ない点を語ってもらった。
あんな美人記者いるわけない
「何が違うって、菅野美穂みたいな美人記者がいない。テレビ局の政治部記者ならまだしも、泥クサイ週刊誌記者においては、皆無と言っても過言ではない……」
と、まずは視聴者を現実に引き戻すような厳しいご指摘。さらに、
「週刊誌の流れとして考えにくいのが、タイムリミットの日にアポイントがとれていないこと。ちゃんと代わりの人を取材してて、運よく選手の話がとれたら差し替るつもりだった、という前提の話かもしれないが、いずれにしても、単なるコメントではなく、インタビュー記事の場合は考えにくい。ギリギリまで取材に動くトップ記事ならまだしも、読み物的なものならますますあり得ない」
この辺は、ドラマの構成上無理が出る点なのかも?
「しかも、昼間に球場へ行ってアポイントが全然とれないなら、自宅などを狙うはず。周りに記者や広報がいないほうがいいに決まっている。ちなみに、こういった場合、自宅のポストに“お手紙作戦”が記者のよく使う手。地味だけど、案外効果がある。もっとも、同じ社に、選手に顔のきく記者がいるなら、その人に取材をお願いする。紹介してもらうより、手っ取り早いし、深い話が聞ける。自分で何もかも抱えるより、いい誌面ができるはず。あと、働きマンなら、夜、編集部や自宅でお酒飲んで酔っ払ってる時間を、もっと有効に使うもの。何とかの一つ覚えじゃないが、ひたすら球場に通うなんて、ちょっと効率悪すぎ」
最後はアドバイスも含め、本物の働きマンから手厳しいご意見。やはりドラマはドラマ、現実とはほど遠いようで……。
(編集部)
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