新ドラマ『働きマン』にあの創価学会が撮影協力!?
#テレビ #マンガ #ドラマ #創価学会
昨年10月にフジテレビ系でアニメ化され、初回4.6%、全11回の平均視聴率も4.0%(共に、ビデオリサーチ調べ)と、深夜枠としてはおおいに健闘した、安野モヨコ原作のマンガ『働きマン』(講談社「週刊モーニング」に連載中)。この度日本テレビ系でのドラマ化が決定し、去る10月10日22時より第一話が放送された。
この秋クールに放送予定のドラマに関してはまだ第一話の放送が終了していないものも多いため、現時点では、ほかのドラマと比較した場合の“視聴率競争”についてはなんとも言えないが、菅野美穂を主演に据え、テレビ、雑誌、WEBにおいて大量の前宣伝を展開しており、この初回放送の視聴率は15.7%(ビデオリサーチ調べ)と、まあまずまずの数字をたたき出した。
しかし、第1回の放送を観たそれら視聴者の一部から、早くも非難の声が上がっていることをご存じだろうか?
「原作マンガを読んでいる私からすると、『寒かった』の一言に尽きます。菅野演じる主人公・松方弘子がスクープをゲットし、「働きマン」に“変身”する場面など、わりと原作に忠実にそのまま映像化していたんです。そういったコミカルな場面もマンガだとまったく不自然でないんですが、それをそのまま実写でやられてしまうと、ちょっと……」(出版社勤務の29歳女性)
「エンディングではなぜか、原作にはない『働きマン音頭』なるものが登場していて、私の大好きな菅野美穂ちゃんがなんだか痛々しくて……。もう少し、実写版ならではの工夫がほしかったですね」(メーカー勤務の26歳女性)
原作マンガは、「週刊JIDAI」なる架空の週刊誌編集部が舞台。恋愛を後回しにしてまでも仕事に生き、そのことに悩みながらもなお仕事に突き進む熱血女性編集者が主人公で、青年誌に連載されながらも、その点が女性にも受け、多くの熱狂的な女性ファンを獲得しているベストセラーである。マンガや小説を原作にした過去の多くのドラマがそうであったように、原作を愛するあまり、どうしてもドラマにはケチをつけたくなるファンがいるのはうなずける。
しかし、実写ドラマ版『働きマン』についた“ケチ”は、これだけではなかった。あるテレビウォッチャーは語る。
「『働きマン』第1回放送のエンドロールの撮影協力クレジットに、『創価学会』の名前があったんです。おそらくいずれかの場面の撮影の際に、あの創価学会がロケーション協力したのでしょうが、それがどの場面だったのか皆目見当がつかないんです。タレントやテレビ業界関係者に創価学会員が多いというのは、以前より一部の雑誌などでまことしやかに語られている噂。しかし、まさか本作の出演陣に学会信者がいる、なんて意味では、さすがにないでしょうし……」
そこで本誌取材班は、この件に関して日本テレビを直撃。すると、以下のような回答が得られた。
「夜道のロケシーン撮影時に、路上の出演者に照明を当てるために、道路に隣接している建物の屋上をお借りしました。この建物の管理者が創価学会でした。照明機材を屋上に上げることをはじめ、機材やスタッフを運ぶ車両の駐車場や施設内のトイレをお借りするなど、撮影にご協力いただきましたので、『撮影協力』のクレジット表記をしたものです」(日本テレビ総合広報部)
というわけで、前出のテレビウォッチャーが呈した“疑惑”は、杞憂であった模様。結局その建物が、創価学会のどこのどんな施設だったのかは多少気になるところではあるが、同ドラマはまだ始まったばかり。池田大作先生の“協力”も得られたことであるし、寄せられる多くの“ケチ”などもろともせず、より面白く、そしてよりよい“数字”の取れるドラマとなるよう、大いに期待したいものである。
(編集部)
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