テレビ東京版『永遠の0』が視聴率1ケタで民放最下位! 百田尚樹氏の“痛キャラ化”が原因か
#ドラマ #百田尚樹
テレビ東京開局50周年特別企画として、11日、14日、15日の3夜にわたり放送された大作ドラマ『永遠の0』の視聴率が、1ケタにとどまったことが分かった。
原作は、文庫版の販売部数が400万部を突破した百田尚樹氏の作家デビュー作。おととし公開された、V6・岡田准一主演の映画版に続き、2度目の映像化。主演の向井理のほか、桐谷健太、広末涼子、尾上松也など、豪華キャストが名を連ねた。
テレビ東京は、山手線で大規模な交通広告を打つなど、巨額の宣伝費用を投入。放送前、同局の濱谷晃一プロデューサーが「同い年の阿部Pがテレ東の看板を背負って臨む勝負作。視聴率20%を狙っています!」などとツイートしていたことからも、同局の期待感がうかがえたが、平均視聴率は第1夜9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2夜7.5%、第3夜9.9%と、いずれも1ケタだった。
「これほどの制作費と広告費をかけながら、裏番組に惨敗。特に第2夜は、同時間帯で民放最下位でした。これは、“開局50周年特別企画”としては、大失敗といえるでしょう」(テレビ誌記者)
映画版は、興収87.6億円と大成功を収めた同作。放送直前、百田氏は、Twitterで「映画『永遠の0』は最高の映画だったが、テレビ東京のドラマ『永遠の0』も、それに劣らぬ傑作」「2時間半の映画では描かれなかったシーンがふんだんにある」「ドラマは原作をなぞって丁寧に作られたもの」と、ドラマの出来に太鼓判を押していた。
しかし、放送前、ネット上では「百田だから見ない」という書き込みが殺到。どうやら、例の『殉愛』(幻冬舎)騒動で、百田氏に拒絶反応を示す視聴者が少なくなかったようだ。
「百田氏は、一連の報道や、トンデモツイートの連発で、すっかり“痛キャラ”化。しかし、現在、やしきたかじんの長女側と、幻冬舎側の裁判の真っ最中のため、騒動が収まる気配は当分ない。今回のドラマ化の企画が固まったのは騒動前だっただけに、制作サイドとしてはやりきれない思いでいっぱいでしょう」(同)
自身の騒動について1日、「『殉愛』にウソは書いていない。これは法廷に出ても堂々と言う。そのことで作家が廃業となってもかまわん」とツイートした百田氏。その熱い思いは、視聴者に届かなかったようだ。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事