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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > テレビドラマは“老人向け”にシフト?

織田裕二の月9『SUITS』が順調発進! テレビドラマは“老人向けメディア”にシフトしたか

フジテレビ公式Twitter(@fujitv)より

 織田裕二と鈴木保奈美が出演する「月9」の新ドラマ『SUITS/スーツ』の初回が8日に放送された。視聴率は14.2%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)と、好調な滑り出しを見せた。放送に先駆けて、織田鈴木コンビが出演した『東京ラブストーリー』が再放送されるなど注目度も高まっていた。

 今後の視聴率の推移は未知数だが、現在のところは成功といえる。今後、フジテレビが目指す方向性を規定することになるのではないか。

「今やテレビは中高年向けのメディアといえるでしょう。若い世代に織田裕二と鈴木保奈美の知名度はありませんから、やはり番組の視聴者層は、かつてリアルタイムで『東京ラブストーリー』を眺めていた世代だといえます。今後は、こうした懐かし系の企画を連発してゆけば、ある程度の視聴者数は確保できるのではないでしょうか」(芸能関係者)

 フジテレビは現在でこそ、低クオリティな番組から生み出される帰結としての低視聴率に苦しんでいるが、かつては民放トップクラスの位置にいた。

「フジテレビは1982年から、93年に日本テレビにその座を奪われるまで、民放では視聴率トップをキープしていました。トレンディドラマでも前出の『東ラブ』のほか、江口洋介主演の『ひとつ屋根の下』、武田鉄矢と浅野温子の異色タッグによる『101回目のプロポーズ』、木村拓哉と山口智子が年の差カップルを演じた『ロングバケーション』など、数多くの名作を生み出しました。こうした黄金期の遺産があるので、その人脈を使いこなしていく道はあるでしょう。特に元SMAPの木村拓哉は新しい仕事を模索中だけに、なんらかのサプライズがありそうですね」(同)

 土俵際いっぱいのフジテレビの「過去の栄光」を用いた巻き返しの行方に注目したい。
(文=平田宏利)

最終更新:2018/10/13 10:00
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