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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > “第3次韓流ブーム”の今【男性編】

防弾少年団が独走中!? 10~20代が牽引する“第3次韓流ブーム”の今【男性グループ編】

『FACE YOURSELF(初回限定盤A)(Blu-ray付)』(Universal Music)

 K-POPボーイズグループBTS(防弾少年団)が人気だ。

 4月4日に発売された日本3rdアルバム『FACE YOURSELF』は、オリコン週間アルバムランキングで初登場1位を獲得。初週の売り上げが28万2,000枚を記録し、海外アーティストのアルバム初週売り上げ最高記録を更新した。昨年日本で行った全国ツアーには20万人以上を動員。現在放送中の坂口健太郎主演ドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』(フジテレビ系)では、日本のドラマで初めて主題歌を担当するなど支持を拡大している。

 BTSは、2013年に韓国でデビューし、翌14年に日本進出を果たした7人組グループ。セルフプロデュースした楽曲や、キレのあるダンスパフォーマンスなどに定評があり、昨年5月に『ビルボード・ミュージック・アワード2017』で「トップ・ソーシャル・アーティスト賞」を受賞するなど、世界的に人気を集めている。

 そんなBTSが日本でもファンを獲得しているわけだが、日本で人気を呼んでいるK-POPアイドルは彼らだけではない。

 例えば、韓国でBTSと人気を分け合っていたともいえる「Wanna One」(ワナワン)だ。101人の参加者がデビューに向けて競争を繰り広げるアイドルオーディション番組『プロデュース101 シーズン2』の最終合格者11人による“大型新人グループ”で、昨年8月にデビュー。韓国の各チャートや音楽番組を席巻し、わずか3週間で15冠を達成し、1カ月後の9月には日本デビューも果たしている。

 彼らがここまで急速に人気を広げられたのは、やはりインターネットやSNSの存在が大きい。韓国コンテンツ振興院ビジネスセンターは、こう主張している。

「これまで韓流コンテンツは、地上波やファンクラブなどを通じて情報を提供してきました。しかし最近は、そうした伝統的な方法で情報を得るファンが相対的に減り、代わりにインターネットやSNSなどがその役割を担っています。今後はSNSを通じてアーティストとファン、またはファン同士の交流が、さらに活発になるでしょう」

 実際に、BTSの人気の秘訣は、Twitterを通じてファンと積極的にコミュニケーションを図ることともいわれている。『冬ソナ』による第1次韓流ブームや、少女時代・KARAによる第2次韓流ブームが巻き起った10年前と比べて、K-POPファンの年齢層が10~20代と若くなったのは、こういった流れも影響しているのだろう。最近は10~20代の若者がiTunesなどで韓国語の曲を聴き、韓国語の勉強をしているというから驚きだ。

 日本の若者に韓国カルチャーが浸透していることについて、韓国メディア「スポーツ・ワールド」は、こう分析している。

「ここ最近、韓流市場そのものが、(日本に)より強く幅広く浸透した。現在は、“韓国”自体が人気アイテムとなり、注目を集めるトレンドとなった状況にある。“韓国で人気がある”というだけで注目を集めるようになっている」

 まさに今、10~20代が牽引する“第3次韓流ブーム”が巻き起こっているわけだが、今後も日本に進出するK-POPボーイズグループは絶えない。

 4月25日には、7人組グループ「MONSTA X」(モンスタエックス)が日本1stアルバム『PIECE』をリリース。5月23日には、SMエンターテインメントによる多国籍グループ「NCT127」(エヌシーティーイチニーナナ)が日本1stミニアルバム『Chain』のリリースを控えているし、絶大な支持を集める「SEVENTEEN」(セブンティーン)も、5月30日に日本デビューが飾る予定だ。

 はたしてこの中に「第2のBTS」はいるだろうか? 引き続き、日本にやって来るK-POPグループに注目していきたい。
(文=S-KOREA)

●参考記事
・人気沸騰中のBTS(防弾少年団)がドラマ『シグナル』日本リメイク版の主題歌を担当!
http://s-korea.jp/archives/30929?zo=1
・「収入がない」「寝る時間がない」Wanna Oneメンバーらが放送中と気づかず不満を連発
http://s-korea.jp/archives/31767?zo=1

最終更新:2018/04/21 18:00
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