ジャニーズJr.のYouTubeチャンネルは、1カ月で社員1人分しか稼げない? 早期撤退の可能性も
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ネット上での写真公開をかたくなに拒否していたジャニーズ事務所だが、ここ最近になって急速に解禁。条件付きとはいえ、記者会見での写真や雑誌の表紙画像のネット掲載がOKとなった。
続々と解放されていくジャニーズのネット戦略だが、その中でも、最も画期的なものが、ジャニーズJr.の公式YouTubeチャンネルだろう。
ジャニーズJr.内ユニット5組――Snow Man、Travis Japan、SixTONES、東京B少年、HiHi Jetsが、水曜日から日曜日までの各曜日を担当し、1日1本ずつオリジナル動画をYouTubeに公開。さらに月曜日と火曜日は、不定期に特別動画を投稿していくという。これまでネット上での動画公開などありえなかったジャニーズが、いきなり公式チャンネルを開設したことで、業界内では大きな話題となった。
3月21日から本格的に動画がアップされているジャニーズJr.チャンネルだが、その盛り上がりはどうなのだろうか?
1本目のチャンネル開設告知動画をアップしてから、約1カ月でのチャンネル登録者数は約24万人。4月11日18時の時点で30本の動画がアップされており、合計再生回数は約830万回。平均すると動画1本あたり約28万再生となる。YouTube事情に詳しいIT関係者は、こう話す。
「新規開設チャンネルとしては、上々の数字だと思います。そこはさすがジャニーズという感じで、固定ファンが多い結果でしょう。ただ、収益的な面では微妙。YouTubeの場合、ユーザーによって広告収入の単価は変わってくるのですが、一般的な相場である『1再生=0.04円』で計算してみると、1カ月で約33万円。仮に単価が倍になったとしても、1カ月で66万円です。社員1~2人の給料くらいですよ。しかも、チャンネル開設時は注目度が高く再生回数が多いことを考えれば、今後はどんどん減っていくでしょう。ジャニーズのタレントが毎日動画をアップして、社員1人しか食わせられないというのは、さすがに厳しいですね。ビジネスとしては成立していません」
ジャニーズJr.の新しい姿が見られるということで、ファンの間では決して評判は悪くないようだが、このままでは早期撤退もありうるという。
「芸能事務所やレコード会社の公式YouTubeチャンネルは、それだけで収益を上げるというよりも、プロモーションの意味合いが強い。YouTubeの動画を見てもらって、知名度を上げて、CDを買ってもらったり、ライブに足を運んでもらったりして、収益化するというのが基本です。そもそもジャニーズの場合は、これまでまったくネットを使わずに、十分すぎるほどの人気と収益を得てきたので、わざわざYouTubeでプロモーションをする必要はない。むしろ、YouTubeだと再生回数がリアルにわかってしまい、“あれ? そんなに多くないじゃん”“実は人気ないんじゃないの?”と思われてしまう危険性もはらんでいる。イメージダウンにつながりかねないということで、早い段階でYouTubeから撤退するという可能性も高いと思います」(女性週刊誌記者)
ファンタジーの世界であるはずの芸能界。そのリアルな人気が見えてしまうのが、ネットの世界というものだ。ジャニーズ事務所との親和性には疑問が残る?
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