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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 伝説を生んだ、芸人たちの“楽屋事情”

とろサーモン『M-1』優勝で、ようやく単独楽屋に……さまざまな伝説を生んだ、芸人たちの“楽屋事情”

『M-1グランプリ2017』(テレビ朝日系)で優勝を果たしたとろサーモンの“待遇改善”が話題だ。ボケの久保田かずのぶがインスタグラムを更新し、よしもと幕張イオンモール劇場で単独の楽屋が与えられた様子を「#今までは若手楽屋」「#まるで相撲番付」「#少しだけ組織に愛を感じた」と久保田らしいタグ付けとともに報告した。

 若手芸人にとって、楽屋はほとんどが大部屋となる。ましてや大所帯の吉本となれば、扱いはよりシビアだ。

「博多華丸・大吉は、福岡吉本時代に、2年後輩の中川家が地元へやって来たとき、4つある劇場楽屋のうち2つを剛と礼二に割り振られ、1つに福岡吉本の芸人が詰め込まれたエピソードを『八方★陣内★方正の黄金列伝!』(読売テレビ)で披露し、笑いを誘っていました。残りの1つの楽屋は、中川家がお客さんを連れてくるかもしれないということで予備扱いだったそうです」(放送作家)

 さらにあの90年代に一大ブームを巻き起こした『ボキャブラ天国』(フジテレビ系)では、出演者全員が大部屋に集められた。そこで暴れ回ったのが爆笑問題の太田光である。

「爆笑問題は、当時のボキャブラ出演者からは一世代上の先輩格にあたります。しかし、誰彼かまわずからんだり、部屋の電気を消したりと、やりたい放題だったそうですね。そんな彼を相手にしてくれたのがネプチューンの名倉潤と、海砂利水魚(現・くりぃむしちゅー)の上田晋也で、両者とは現在も仲が良いことで知られます。特に上田とは名古屋でレギュラー番組『太田上田』(中京テレビ)を持つほどです」(同)

 芸人にとって「単独の楽屋」がひとつのステータスなのは確か。だが、大部屋は大部屋でエピソードの宝庫といえそうだ。
(文=平田宏利)

最終更新:2017/12/24 06:00
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