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週刊誌スクープ大賞

菅首相「ワクチン接種→五輪開催→解散総選挙」の目論見はハズれ“ワクチン敗戦”へ

山口組組長の年収は? 月の上納金はどれくらい?「ヤクザの家計簿」

 ポストから「ヤクザの家計簿」。登場するのはヤクザ取材のプロ2人、溝口敦と鈴木智彦。

 ヤクザは組に月会費(上納金)を納めるわけだが、それは組の組織運営のための必要経費ということになっていて、課税されないという。

 だが実態としては、月会費はイコール組長のカネということになるそうだ。

 山口組が全盛の時代、田岡一雄三代目組長の時代はわずか2000円だったそうだが、六代目山口組の直系組長が納める上納金は、正規で100万円だそうで、そのほかに臨時徴収とか、司組長の誕生日だとかで、直参クラスになると上納金だけでも年間3000万円くらいは必要になるという。

 かつて司組長の年収は6億~10億円といわれていたそうだ。

 これでは下っ端がタピオカを売っているくらいでは間に合わないはずだ。

 抗争があれば莫大な費用がかかるという。鈴木曰く、年間5億円はかかるそうである。襲撃に備えて防弾車をつくる、ヒットマンの経費と物入りだそうだ。

 抗争などで刑務所へ入った組員へのケア、その家族への生活費まで面倒を見る。

 渡辺芳則五代目組長が直参の山健組組長だった頃、刑務所へ入った組員に山健組と傘下の組織から1カ月に50万円渡され、渡辺組長自身からも家族に生活費を送り、盆と正月には100万~200万円を別途送っていたそうだ。

 今はそんなことはできまい。そのほかに結婚式や葬式だとカネがかかる。見栄も張らなければいけない。食事をするにしてもヤクザに優しい店を使うとなると、それなりのカネもかかる。

 ヤクザもつらいよというところか。

「週刊新潮」(新潮社)が、デジタル化では朝毎読より早く手を付けた日経が、今年元旦の時点で、「日経電子版」の有料会員数が76万244と、1年前と比べると会員を6万人も増やし、朝日のデジタル版の会員数30万人を大きく引き離していると報じている。

 だが、新潮によれば、日経電子版には理解に苦しむミスが多いという。ビジネス総合紙「日経産業新聞」の昨年10月13日付の紙面で、三菱グループの指針である「三綱領」を取り上げているが、「諸事光明」が「諸事公明」に、「所期奉公」が「滅私奉公」になっていたという。

 ほかにもいくつか散見されるとして、その理由としては、速報性を重視し、実質的な校了がなくなったこと、訂正はいつでもできるという緊張感の薄れからではないかと指摘する。

 これは日経に限ったことではない。私はワープロで書いた後、必ずプリントアウトしてチェックするが、紙でなければ見逃してしまうデジタルの盲点が沢山ある。それでも、担当者からは誤字脱字が多いと叱られる。まだ人間の目がデジタル活字に慣れていないのだと思う。

 ところで、東京の今年の桜はとりわけ美しかった。コロナのためにどこの桜の名所も人は少なく、人埃で汚れていないからだろう。

 20年目になる恒例の江戸川橋の花見の会はソーシャルディスタンスをとりながら、我々だけの満開の桜を堪能。7時頃、どこかで酒を飲もうと思ったが、早稲田界隈の飲食店は7時アルコールストップ、8時閉店を厳守。

 仕方なく、私のオフィスに酒を持ち込んで二次会。翌日は向島へ赴き、長命寺の桜餅を買って、隅田川沿いの桜を愛でながらハイボールと餅を食らう。駒形どぜうで丸鍋。

 中野哲学堂近くの寺の境内で缶ビールを飲みながら花見。家の近くの公園で、子供たちが幼いころ遊んだ桜の古木と月を見ながらワンカップ。

 映画『ミナリ』を見た。その前に見た『ノマドランド』、Netflixの『Mank/マンク』もそうだが、今回のアカデミー賞候補作はどれも淡々とし過ぎていて、韓国人一家の異国の地での苦しみが心の底に沁みてこない。

 その後、東陽町のゴルフ練習場へ行ったついでに木場公園へ。街中の公園とは思えないほど広い。夕暮れに桜が霞んで、その向こうに東京スカイツリーが輝いている。近くのたん焼き居酒屋へ入り、レバー焼きを堪能。桜の季節は心も体もせわしない。

 現代からも1本。

 常識を疑えシリーズ(そんなものはないが)、今週は「日本の牛乳が怖い」というお話。

 私は、牛乳を飲むと下が緩むので、大人になってからはほとんど飲まない。

 現代で星子クリニックの星子尚美院長が、牛乳に含まれる「乳糖」は小腸内のラクターゼという成分が分解するのだが、日本人はそれが不足する傾向にあるため、85%は下痢などお腹を下してしまうのだという。

 また、国立がんセンターの予防研究グループは08年(ずいぶん昔だが)に衝撃的なレポートを発表しているという。

「乳製品、飽和脂肪酸、カルシウム摂取量と前立腺がんとの関連について」と題されたレポートには、牛乳の摂取量が多いグループは、まったく飲まないグループに比べて、前立腺がんを発症するリスクが1.5倍高くなるというのである。

 さらに、日本では流通している牛乳の9割が超高温殺菌でつくられているが、これだとアミロイド線維が体内に蓄積して、アルツハイマー型認知症やパーキンソン病を起こす恐れがあるといわれるそうだ。

 そのため北欧では、超高温殺菌牛乳は「死んだ牛乳」と呼ばれ、スウェーデンやノルウェーでは、このやり方は0%、つまりやっていないというのである。

 私の子供の頃は、牛乳と卵が一番栄養があるといわれ、毎日牛乳1本と生卵を飲まされた。

 時代とともに、栄養についての考え方も変わるものである。

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