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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 『M-1』和牛に四千頭身が対抗?

スター生み出せぬ『M-1』今年の本命は芸人仲間絶賛の「和牛」、対抗はナベプロの「四千頭身」か

 今年も開催されている、漫才日本一を決める『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)。11月1日の時点で、3回戦までが終了、11月5・6日に準々決勝が、11月15日に準決勝が行われ、決勝進出者が決定する。

「3回戦終了の時点で、和牛、ミキ、かまいたち、ゆにばーすなどの有力候補は順当に勝ち残っています。しかし、尼神インター、アルコ&ピースといった人気コンビや、馬鹿よ貴方はなどの過去の決勝進出者がすでに敗退しており、なかなか予想が難しい状態ですね」(お笑い関係者)

 また、チャラ男キャラで人気のEXIT、女装ネタのレインボー、親子コンビの完熟フレッシュなども敗退している。

「例年は話題性がある旬のグループが数組いるのですが、今年はそういった候補も容赦なく落としているという印象です。そんななか、勢いがある決勝未経験者としては、トリオ漫才の四千頭身が決勝進出の可能性が高いといわれています。キングオブコントで優勝したハナコと同じナベプロ所属で、この2組でライブなんかをやっているということもあって、期待する声が多い」(同)

 そんな中、芸人仲間から“最も優勝に近い”と評されているのが和牛だという。バラエティー番組に関わる放送作家は、こう話す。

「前半の伏線を後半で一気に回収していくネタの構成や水田の理屈っぽいボケはもちろんですが、何より川西のツッコミの評価が高い。ツッコミというと、どうしても強い言葉を使うことになり、設定に入っているときでもツッコむ瞬間だけ素に戻ることがよく見られます。でも、川西の場合は、女性役に入っているときでも、設定を守ったまま強くツッコめる。これはなかなか難しいことで、川西の技術の高さを表していると思います」

 まさに同業者から大絶賛の和牛。このまま優勝となるのだろうか?

「キングオブコントは、芸人からの評価も高く大本命だったチョコレートプラネットが最後の最後にスベってしまい、ハナコに優勝を持っていかれたわけですが、ちょうど和牛と四千頭身の関係も、なんとなく近いものがあります。この2組が決勝に上がっていけば、面白い戦いになるのでは」(同)

 そんなM-1グランプリだが、去年の王者であるとろサーモンは、優勝直後こそいろいろなバラエティー番組に出演したが、その特需もあっという間に終了。2018年の下半期には、あまりテレビで見なくなってしまった。

「M-1のいちばんの悩みは、スターが生み出せなくなっていること。今年は是が非でも優勝者をスターに育て上げたいと考えているはず。そういう意味では、ネタのクオリティーだけでなく、将来性やキャラクター、バラエティーでのスキルなども含めて審査し、決勝進出者を選ばなくてはならない。準決勝の審査員も責任重大ですね」(同)

 順当に和牛が優勝するか、決勝進出常連組が覚醒するか、四千頭身が躍進するか、それともまだ見ぬ強豪が現れるのか……M-1グランプリの未来を占う戦いが、いよいよ盛り上がりを迎える。

最終更新:2018/11/06 12:00
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