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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > フジ“格下”テレ東からパクる

フジテレビが「バスタ企画」でテレ東『家、ついて』を完コピ!? “格下”からパクるモラルのなさ

フジテレビ公式Twitter(@fujitv)より

 19日に『ニチファミ!』(フジテレビ系)で放送された「密着!バスタ新宿でワケあり旅人に便乗してみました。」が物議を醸している。この企画がテレビ東京の人気番組『家、ついて行ってイイですか?』のパクリではないかと言われているのだ。

 確かに、道行く一般人に声をかけ、その場で取材許可をもらうスタイルは一緒である。苦労話、感動話、笑える話など人生の悲喜こもごもを聞くコンセプトも一緒だ。番組を紹介したフジテレビのウェブサイトには約9カ月にわたってバスタを密着取材し8,000人以上に声をかけたとある。だが、ネット上の反応をみると「『家~』のパクリだし、掘り下げ方が甘すぎる」「これBPO案件だろ」といった声が聞こえてくる。

「テレビ番組はどうしても、似たような番組ができてしまうことはあります。特に最近多いのは教養系のクイズ番組で同じ問題が出題されるといったものですね。ただ意図的なパクりは、テレビの作り手としてはやってはいけない禁じ手です。法的な問題というよりはモラルの次元ですね」(業界関係者)

 フジテレビは昨今、視聴率面で不調とはいえ、テレビ東京よりは格上の局である。フジが格下のテレ東の企画をパクるのはいかがなものだろうか。さらにフジには“前科”もある。

「お笑い色を排した2017年の「27時間テレビ」で池上彰を迎えてビートたけしと村上信吾が現代史を振り返る企画は、テレ東の池上特番の焼き直しといわれました。『めちゃイケ』や『みなおか』が得意としたパロディ企画は、元ネタへのリスペクトが感じられますが、最近のこれらの企画はアイデアをゼロから考える努力を放棄していると言わざるを得ません」(同)

 テレビ番組作りの根幹にある「アイディア」すら枯渇しているのが、フジテレビのお寒い現状なのかもしれない。
(文=平田宏利)

最終更新:2018/08/24 23:00
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