西日本豪雨・大水害……被災地を支援する最良の手段は、現地を旅して食べ尽くすことだ!!
週末、西日本を襲った数十年に一度規模の大雨による大水害。岡山県と広島県を中心に、大きな被害が出ており、復旧作業は長期化する見通し。全国では、被災地に向け支援の呼びかけも広がっている。では、いったいどんな支援が効果的なのか。
これまで、幾たびもの自然災害を経て、支援する側が得た教訓は、まず「無駄なものを送らないこと」。とりわけ千羽鶴は、腹の足しにもならない単なるゴミ。支援したい人の自己満足にしかならないことが明らかになっている。筆者も、東日本大震災の時に支援物資の整理を手伝ったことがあるが、とかく自己満足なモノを「支援物資」だと送り続けてくる人は絶えない。お手玉とか、ぬいぐるみは、作業の手間を増やす単なるゴミだ。
被害の大きかった広島県呉市などでは、水や食糧の不足が訴えられているが、まだ交通網が寸断されている状況で、これらの物資を個人レベルで送ることはできない。
では支援の最良の手段は何かといえば、まず「お金」である。単に災害支援募金に寄付するのもよいが、それよりも被害にあった地域に還元する形で、お金を使うのがよいだろう。
首都圏の在住者であれば、東京にあるアンテナショップで買い物をするという手段がよい。岡山県は、新橋に鳥取と共同で。広島県は、銀座で地域の特産品を揃えたショップを営業している。ここで、大手まんぢゅうなり、もみじまんじゅうを買うだけでも、支援になる。さらにSNSなどで「これは、美味い」と書けばさらに効果的だろう。
さらに、ふるさと納税も支援の手段になりそうだ。被害の大きかった岡山県倉敷市では、返礼品に人気のマスキングテープがあるし、総社市では米60キロなども。呉市では、特製の広島東洋カープグッズなども用意されている。
こうした支援に加え、さらに効果的があるのは復旧が一段落した時点で、現地を旅行することだ。被害に遭った地域は、多くの名所旧跡も抱える歴史ある土地。夏の観光シーズンを前に、この水害のダメージが大きいことは明らかだ。
岡山県の倉敷市や総社市、広島県の呉市は、さほど距離も離れておらず、数日もあれば十分観光できる距離感。こうした地域を旅行して、土地の美味いものを食べて、お金を落としまくる。それだけでよい。
災害の後だからと、遠慮して近づくのを避けていれば、地域からは人の姿が消えてしまう。むしろ、交通機関が回復し復旧が始まったら、積極的に訪れて、お金を落とそう。
なお、筆者も近々、岡山の実家に帰る用事があったので、この記事の原稿料分は食べてくるつもりだ。
ちょうど、岡山は白桃が旬の時期。広島は、今年こそ、呉の海自カレーが全店制覇できないかと思っている。みんな、岡山と広島においでよ!!
(文=昼間たかし)
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