テレ朝『ポツンと一軒家』、“激戦区”の「日8」で大河ドラマ『西郷どん』に3連勝! レギュラー昇格は確実か
#テレビ朝日
大阪・朝日放送が制作し、テレビ朝日系列で日曜日に単発放送されている『ポツンと一軒家』が絶好調だ。7月1日放送回は、『ポツンと一軒家 衛星写真で発見したポツンと建つ一軒家を日本全国大捜索2時間SP』として、午後6時57分からオンエアされ、13.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率をマークした。
日曜のゴールデン帯は、日本テレビ系の人気番組が並び、NHK大河ドラマも放送される「激戦区」で、そんな中、そのほかの局の番組が高い視聴率を記録するのは驚異的なこと。同日同時間帯の日テレ系の番組は、『ザ!鉄腕!DASH!!』が14.2%、『世界の果てまでイッテQ!』が16.9%で、『ポツンと一軒家』は、これらに及ばなかったものの肉薄。前週(6月24日)は、『DASH!!』が16.8%、『イッテQ!』が19.3%であったため、共に2ポイント以上視聴率を落としており、『ポツンと一軒家』の健闘ぶりが目立った。
また、7月1日、NHK大河ドラマ『西郷どん』は12.7%しか取れておらず、『ポツンと一軒家』に惨敗を喫する失態を演じてしまった。
実は、『ポツンと一軒家』が前回放送された6月3日は、午後6時30分から7時58分のオンエアで直接対決にはならなかったが、同番組が13.4%、『西郷どん』が12.0%で、単純比較で大河が敗退。
前々回放送(5月27日)は午後7時58分から8時54分のオンエアで、このときはガチンコ対決となったが、『ポツンと一軒家』が13.8%、『西郷どん』が12.2%で、『ポツンと一軒家』は大河に3連勝を飾っているのだ。
『ポツンと一軒家』は、昨年9月まで日曜午後8時台に放送されていた、所ジョージと林修の『人生で大事なことは○○から学んだ』の中の一企画だった。衛星写真で発見したポツンと建つ一軒家を訪ね、その生活ぶりに迫る番組内容。
その『○○から学んだ』は視聴率低迷で、放送開始からわずか8カ月で打ち切りの憂き目に遭った。だが、『ポツンと一軒家』は同10月22日に初めて独立した番組として放送され、単発ながら、ここのところ、「激戦区」で高視聴率をマークし続けている。
「本来、テレ朝の日曜夜のレギュラー番組は午後7時台が『日曜もアメトーーク!』、午後8時台が『ビートたけしのスポーツ大将』なんですが、いずれも1ケタしか取れず苦戦。そのため、レギュラー以外の番組がオンエアされる編成が増えています。その点、『ポツンと一軒家』は3回連続で13%を超えている超優良番組。レギュラーにすれば、ネタ切れ、マンネリ化の危惧もありますが、背に腹は代えられないでしょう。テレ朝はゴールデンでちょっと数字がいいと、即レギュラー化する傾向がありますから、『ポツンと一軒家』がレギュラーに昇格する可能性は大ですね」(テレビ誌関係者)
『ポツンと一軒家』の次回放送は7月22日に予定されているという。同日は、テレビ東京系の月一の人気番組『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』もオンエア予定であるため、視聴率戦争はさらに熾烈を極めそうだが、そこで、好結果を残せば、レギュラー昇格は時間の問題かもしれない。
(文=田中七男)
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