吉本が飲食業に本気で参戦!? 料理芸人を発掘し、飲食店プロデュースを画策か
#お笑い #吉本興業
6月末、東京赤坂にある高級和食店『花楽』が、『花のれん 花楽』と屋号を変え、リニューアルした。その裏側で動いていたのが、吉本興業。お笑い帝国・吉本の次なる野望は、飲食業界にあるという──。
吉本興業は現在「花のれんプロジェクト」と称して、飲食業界とのコラボレーション企画を進めている。「花のれん」とは、かつて同社が営業していた「おしるこ・さろん」の名前。吉本の創業者・吉本せいを題材にした山崎豊子の小説タイトルも『花のれん』だ。昨年12月には同プロジェクト第1弾として、吉本の常設劇場・なんばグランド花月内に『花のれんタリーズコーヒー なんばグランド花月店』がオープンしている。
そして、その「花のれんプロジェクト」の一環としてリニューアルオープンされたのが、赤坂の高級和食店『花のれん 花楽』なのだ。お笑い関係者はこう話す。
「『花楽』は、松本人志さんのスタイリストを長年続けている高堂のりこさんプロデュースのお店として2010年にオープンしました。高堂さんは吉本とのつながりも強いので、今回のプロジェクトに参加する形になったようですね」
この「花のれんプロジェクト」に限らず、近頃吉本は、飲食業界とのコラボに積極的だという。
「今年の4月には、新宿の吉本本社に『Munch Lunch』という500円均一の社員食堂がオープンしたのですが、こちらはコンセプチュアルな飲食店を数多く手がけているダイヤモンドダイニングのプロデュースによるものです。社員食堂とはいっても、メニューのクオリティーは一般のレストランクラスで、しかも500円ということで、社員にも芸人にも大好評のようですね」(同)
このような流れの中で、料理に関する特技を持つ芸人の発掘にも力を入れているようだ。とある放送作家が明かす。
「チーフマネジャークラスの吉本社員が『料理が得意な芸人やグルメに詳しい芸人はいないか?』などと、“料理芸人”を探していたという話は聞いています。単純に特技がある芸人はいろんな番組にピックアップされやすいというのもあると思うのですが、どうやらその先も見越しているようですね」
つまり、料理芸人をテレビなどのメディアに露出させ、知名度上げたところで、次なるビジネスを始めようというわけだ。
「料理芸人と飲食チェーンとでコラボをすることもできるし、その料理芸人がプロデュースするという形で店を出すこともできる。芸能事務所の副収入としての飲食業というのは定番ですし、吉本としても飲食業を基盤にしていきたいという考えがあるのかもしれませんね」(同)
お笑い帝国・吉本は、競争の激しい飲食業界で存在感を発揮できるのか。お手並み拝見だ。
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