いよいよ7月!! あの「田切駅」にアニメ史に残る名所が……“アニメ聖地巡礼発祥の地”記念碑が建立されるぞ
#アニメ #地域 #聖地巡礼 #究極超人あ~る
アニメ聖地巡礼発祥の地を記念する石碑が、この7月に建立される。
その名も「アニメ聖地巡礼発祥の地 記念碑」。建立されるのは、長野県は飯島町のJR飯田線・田切駅前である。
普段は、人もまばらな田切駅周辺だが、ここには古くから多くのアニメファンが詰めかけている。きっかけは、1991年にリリースされたOVA版『究極超人あ~る』だ。この作品では「いつも通り」に田切駅で降りてしまった主人公らが、轟天号(ブリジストンの自転車・ロードマン)で田切駅から伊那市駅までを走り抜けるのがクライマックス。
以来、決して賑わいはしないが、現在に至るまで田切駅を訪れるファンが絶えることはない。
そして2012年からは、年に一度大勢のファンが集うようになった。飯田線・伊那市駅開業100周年にちなむイベントの一つとして、伊那市役所自転車部などによって『究極超人あ~る』を再現しようという、あまりにオバカなイベントが開催されたのである。
以来、毎年一度、頼んでもないのに全国から、老若男女が自転車を担いだり、コスプレをして現地に駆けつけているのだ。
これを経て、2013年の開催時には田切駅を「究極超人あ~るとそのファンによって図らずも誕生した聖地巡礼発祥の地」であるとする「聖地巡礼発祥の地宣言」を発表。
そして、これまた面白い人々によって田切駅が開業100周年を迎える今年「アニメ聖地巡礼発祥の地 記念碑」の建立が決まったのである。
この催しの発案者の一人でもあり、記念碑の発起人である伊奈市役所自転車部「Cycle倶楽部R」代表の牧田豊氏は語る。
「毎年『今年もバカな夏がやってきました~』とは言ってますが、こんな片田舎に全国から人が来てくれるのは有り難いことです。みなさんの浄財のおかげで当初の予定よりも大きな記念碑を建てることができます。今では全国各地で聖地巡礼が行われているわけですけど、本当の始まりがここにはあります。それを、ぜひ来て、味わってほしいと思っています」
記念すべき碑の除幕式は、今年も全国から人が集まるイベント開催日に行われる予定。
毎年、メインの自転車イベントはタイトルを変えているが、今年は『轟天号を追いかけて 2018/伊那の七福神 聖徳寺さまは福禄寿』として開催。
===
田切駅開業100周年の良き年に、伊那の七福神を巡れば家内安全、商売繁盛、五穀豊穣、学業成就、恋愛成就、諸芸上達、武運長久、怨敵退散、焼肉定食まちがいなし
===
として、参加者を募っている。
自転車参加者は誓約書を提出する必要があるが、出走せずにコスプレなどで見物するなどのにぎやかしの場合は不要だ。
梅雨も明けた夏の1日、面白いものを探している人なら、ぜひ駆けつけたいところ。何も準備はいらない。ただ、伊那谷は美味いもの天国なので、腹だけは空かせておいたほうがいい。
(文=昼間たかし)
『轟天号を追いかけて 2018/伊那の七福神 聖徳寺さまは福禄寿』
https://goutengo.jimdofree.com/
7月28日(土) 飯田線・田切駅前集合
*午後2時30分頃から受付開始なので、勝手に集合のこと。
*自転車で走りたい人は、リンク先誓約書を提出の上で自力で。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事