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日刊サイゾー トップ > 社会  > ハプバーは東京五輪まで生き残る?

プレイ中の客も摘発……ハプバーは、東京オリンピックまで生き残れるのか?

新宿の店舗にて。2重扉の1枚目を開ける前に注意を受けた

 2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた浄化作戦が始まっている。先日も大阪市西成区の歓楽街・飛田新地で売春をあっせんしたとして、暴力団・山口組直系「極心連合会」の幹部らが逮捕されたが、今後もこのような動きは続いていくだろう。

 しかし、長年警察も黙認してきた飛田新地にメスを入れるというのなら 、それよりも先に取り組むべき課題があるだろう。それハプニングバーという場所である。都内だと新宿・渋谷・上野などに数多くあるこのバー。もはや説明は不要なくらい、メジャーな存在だが、昨年10月には、上野にある都内最大級のハプバー「私のハーモニカ」が摘発。経営者ら5人が公然わいせつ幇助罪で逮捕された。

 筆者も2度ほどハプバーを訪れたことがあるが、渋谷のとある店舗は3階建ての構造になっており、地下1階がバー兼イベントエリア。地上1階が休憩室とシャワールーム、2階には談話室とマジックミラー部屋がある。他店と比べても、かなりの大規模なハコだ。そのため、訪れる客も多く、週末の地下1階などは歩く隙間もないほど大勢の男女でごった返している。ヤリ部屋となっているのは、2階のマジックミラー部屋だ。この部屋には 「これからヤリます」とスタッフに伝えた男女のみが入室することができ、外からのぞけるマジックミラー窓が複数設置されている。

 いかにも「勇気を出して来てみました」といわんばかりのカップルのセックスを窓からのぞいてみたのだが、これは見ていられない。公共の場でのセックスが初めてなのだろう、女性の喘ぎ声もなく、男に至っては周囲のちょっとした物音で腰の動きを止めてしまう始末。同伴した筆者の女友達も「迫力に欠けるね」とボヤいていた。観客が求めるのは、もっと過激でアブノーマル感あふれるセックスのようだ。

 1階の休憩室で談笑していると、バタバタと2階へ向かう人々が多数。何事かと階段を上る と、およそ尋常ではない 雄叫び(メスだが)を上 げながら突かれている女性がいた。

「オオオオンッ! ホオッ! フ、フギャアアアァ!」

 エロ漫画でよく見る、絶叫そのものである。人に見られることに異常な興奮を覚える女性なのだろう、窓からのぞいた限りでは、男性のモノは短小で、テクニックもあるように見えない。単調に動く腰に合わせて、「グエッ! グエッ!」と獣のような鳴き声が漏れている。ギャラリーは一気に10人ほどに増えた。「すげえなあ」「いくらなんでも激しすぎるだろう」という心の声は聞こえたが、皆かたずをのんで、そのセックスを見守っていた。

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