元TOKIO・山口達也の“契約解除”だけじゃない……芸能事務所の発表は、なぜいまだに「FAX」なのか
#ジャニーズ #TOKIO #山口達也
未成年女性に対する強制わいせつ事件を受けて、元TOKIO・山口達也の契約解除がジャニーズ事務所から発表された。山口本人が辞表を提出し、事務所が了承した形だ。5月6日夜にマスコミ各社にFAXで通知され、事務所のコメントとともに、残るTOKIOメンバー4人の言葉もつづられていた。
この件に限らず、芸能人、芸能事務所からのコメントはFAXで発表されることが多い。インターネット全盛の現在にあっては、メールの方が便利で安上がりのようにも思えるが、なぜFAXなのだろうか?
「昔からそうしているので、旧来のものを使い続けているといってしまえばそれまでですが、FAXのメリットはあります。まず、メールは内容の偽造が簡単にできてしまいます。さらに前後の文脈を無視して内容が切り貼りで伝えられる可能性もありますね。一方で、紙にプリントアウトされたアナログなFAXなら、内容の改変がされにくいといえるでしょう。さらに、マスコミ各社にボタンひとつで一斉送信が可能であり、手書きの自筆署名も加えられるので、ワイドショーなどで画面に映しやすく、何かと便利なのです」(芸能関係者)
つまりFAXには、信ぴょう性と見栄え上のメリットがあるといえるだろう。メールは一見すると便利なようでありながら、さまざまなデメリットがある。
「こちらからメールを送ったつもりでも、実は先方に届いていないといったことは日常生活でもよくありますよね。そもそもアドレスが間違っていた、迷惑メールフォルダに振り分けられていた、何らかの理由による遅延、相手のチェック漏れといった可能性もあります。その点、FAXならば、代表番号に送れば、まず見落とされることはないですから」(同)
芸能界は古くさい慣例が残るガラパゴスな場所として知られるが、情報のやりとりにおいても同様なのかもしれない。
(文=平田宏利)
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