「フジテレビは呪われている……」“ミス連発”の惨状に制作スタッフも逃げ出した!?
#フジテレビ
「フジテレビは呪われている、と言って担当を辞めるスタッフがいるんだから、異常事態ですよ」
こう話したのは、フジテレビの報道番組に関わるディレクター。「週刊文春」(文藝春秋)でBSフジ『プライムニュース』のキャスター・松山俊行に愛人スキャンダルが伝えられ、さらに『プライムニュース イブニング』キャスターの反町理にも女性記者へのパワハラや、女性トラブルが報じられた。
4月から統一ブランドとして発足した『プライムニュース』では、4月から地上波のメインキャスターに決定していた元NHKの登坂淳一アナウンサーが、セクハラ報道によりスタート直前に降板。同時に3月までBS版で週4日を担当していた秋元優里アナも、同局プロデューサーとの不倫報道で表舞台から消えた。
新ブランドのプランが発表された際には、登坂、松山、反町の3人が並んで大々的にPRしていたが、皮肉にも3人とも“文春砲”スキャンダルに見舞われた形だ。この事態にはスタッフらも動揺し、「フジには悪い運気があって、関わると不幸になる」と言い出す者まで出始めているという。
「そんなウワサが広まったせいか、下請け制作会社から出向いているスタッフの中には、派遣先の変更希望を申し出る人もいます」(前出ディレクター)
このところ、フジの報道番組では不祥事が目立っている。4月、情報番組『直撃LIVE グッディ!』で芸能プロ・オフィス北野の社員としてインタビューを受けた男性がニセ社員だと指摘され、レスリングのパワハラ問題では、至学館大学長に「番組スタッフにケガをさせられた」と警察に被害届を出される始末(12日、フジテレビは傷害行為は否定)。そして11日放送の『めざましテレビ』では、東京ディズニーランドの特集で、「アリス」を「シンデレラ」とナレーションするなど、3つのキャラクターの名前を間違って伝えた。
「生放送ならまだしも、何人もの人間がチェックできるVTRにまでミスが続発するのは、テレビ局として恥ずかしいレベル。いまのフジテレビは能力のない人が役職に就いているのが原因だと思いますが、あまりに多いので悪霊の仕業だとか言いたくなるのもわかりますよ」(同)
確かに、これ以前も犯罪報道で容疑者とは別の男性の映像を流してみたり、存命の人物を「故人」と伝えるなど近年、BPO(放送倫理・番組向上機構)から放送倫理違反を指摘されるような失態が山ほど。局側はその度に「再発防止に継続的に取り組む」としているが、ミスが減った気配はまったくない。
今回のスキャンダルでは、松山が既婚であることを隠して女性と交際し、相手から「騙された」と告発されている。反町もデートに誘った後輩の女性社員から冷たくされるや否や、パワハラを繰り返すようになったという。キャスターを務める人物がこんなレベルなのだから、下から「能力のない人が役職に就いている」と言われても反論できないだろう。
「そんな事態なのに、被害者のいる事態を起こした登坂アナを『ワイドナショー』のゲストに呼んだり、この局は良識というものが存在しない。そんな人間に囲まれて仕事していたら、自分の能力も伸びないので、運気が悪いってのもある意味、事実ですよ。テレビマンの将来を考えたら他局で働いた方がいい」(同)
過去の報道番組で、女性が実名でレイプ告発した話について、ゲストの政治家が、不倫騒動中の秋元アナに「同じ女性としてどうですか」と聞いたところ、すかさずキャスターの反町がそれを遮ったことがあった。倫理観に向き合わず、隠す知恵だけは働くのがフジテレビだとすれば、あまり良い職場とは言えそうにない。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)
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