『24時間テレビ』毎年批判殺到でも「チャリティーマラソン」をやめられない裏事情とは?
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毎年夏の恒例行事となっている『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)の「チャリティーマラソン」が中止になるのではと複数のメディアが報じている。
昨年の2017年度は、本番当日までランナーが発表されず、フタを開けてみればブルゾンちえみであった。汗をかいても落ちないメイクや、「誰得」と言われた“揺れ乳”、お約束の放送時間ギリギリのゴールなど、できすぎた展開が批判を浴びた。
「今年の『24時間テレビ』のパーソナリティーは、ジャニーズアイドルグループの“セクゾ”ことSexy Zoneが担当します。例年だと4月から5月の発表だったものが、早くも1月に発表され、メンバーの一人である中島健人が『ぐるぐるナインティナイン』(同)の名物企画『グルメチキンレース・ゴチになります!』の新レギュラーに加入するなど、局を挙げて宣伝に力を入れている様子がうかがえます。セクゾの知名度が低いこともあるでしょうが、これまでにない、新しい『24時間テレビ』像を模索しているのも確かでしょう」(業界関係者)
だが『24時間テレビ』のマラソン企画が、何があっても実行されるという見方もある。それには、お正月の名物番組が関係している。
「実は『24時間テレビ』のマラソン中継は、『箱根駅伝』の公開リハーサルを兼ねているともいわれています。『箱根駅伝』はレースのすべての時間が中継されますが『24時間テレビ』の場合は断片的にしか映りません。その放送されていない時間を利用して、機材のチェックや、スタッフの中継練習として、この企画が使われているといった話もあるんです」(同)
『箱根駅伝』は毎年30%近い高視聴率を記録する人気コンテンツのひとつである。同番組を成功させるために、批判があろうとも「チャリティーマラソン」を続ける理由が、日本テレビにはあるのだ。
(文=平田宏利)
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