やっと平昌五輪が閉幕したのに……『海月姫』、ついに5%割れ! フジ月9枠ワーストへ一直線も、芳根京子には大化けのチャンス!?
#ドラマ #フジテレビ #月9 #芳根京子
“朝ドラヒロイン”芳根京子が主演を務めるフジ月9ドラマ『海月姫』の第7話が2月26日に放送され、視聴率は4.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、ついに禁断の5%割れを記録してしまった。フジの看板ドラマ枠である月9で、視聴率が5%を割り込んだのは、前クールの『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(篠原涼子主演)最終回(第10話)の4.6%以来、2度目の失態。同話から、賀来賢人が登場したが、テコ入れ効果はなかった。
初回8.5%でスタートも、第2話6.9%→第3話5.9%と降下。第4話では7.5%まで持ち直し、上昇気流に乗ったかと思われたが、第5話5.3%、第6話5.0%と低迷。そして、第7話にして、ついにどん底へ落ちてしまった。
ここまでの平均視聴率は6.4%まで下がり、『突然ですが、明日結婚します』(2017年1月期/西内まりや主演)の同枠ワースト視聴率6.65%をも下回る可能性が出てきた。
第7話は、修(工藤阿須加)が月海(芳根)に告白し、蔵之介(瀬戸康史)が真意を問いただしたところ、修は「交際を求めているのではなく、月海にプロポーズしようと思っている」と突っ走ろうとしていた。そんな時、“尼~ず”が住む「天水館」に、修から月海へのプロポーズの言葉が書かれた手紙が届き、蔵之介は修のフライングに歯噛みする。一方、月海たちのブランド「ジェリーフィッシュ」は、ジジ様(木南晴夏)の提案で、ファッション界のバイヤーやスタイリストが集まるプロモーションスペースに出店。クラゲのドレスはまったく売れなかったが、アジアでセレクトショップを展開する実業家カイ・フィッシュ(賀来)が現れ、ドレスとデザインを買い取りたいと申し出る……という展開だった。
「序盤はドタバタの展開で、評価も低かったのですが、ブランドを立ち上げた第5話あたりから、がぜんおもしろくなってきました。ところが、第5話、第6話は平昌五輪の人気競技の中継とバッティングしてしまい大苦戦。第7話では、その五輪も閉幕し、視聴率も上がるかと思われましたが、自己ワーストで5%割れの惨事となってしまいました。もはや多くの視聴者が脱落してしまったということなのでしょう。次回、第8話にはにゃんこスター、元韓国アイドルの伊藤ゆみ(旧名・ICONIQ)がゲスト出演しますが、それで数字が上がるとは思えません。残り3話ですが、さすがにここから大きな巻き返しは難しいのでは?」(テレビ誌関係者)
視聴率は低調だが、作品としては、急ごしらえで最悪だった『突然ですが』より、はるかにマシなだけに、なんとか月9ワーストだけは回避してほしいところ。
厳しい戦いが続いているが、芳根個人としての評価は決して悪くはなく、ある意味チャンスでもあるというのだ。
「これまで芳根は清純派のイメージが強く、そういった役柄が多かったのです。しかし、『海月姫』でのなりふり構わぬ演技には、称賛の声も上がっています。これで、役の幅も広がり、オファーも増えていく気がします。それに、なかなか月9の主演を引き受ける俳優・女優がいない中、前評判の低かった『海月姫』の主演オファーを受けてくれた芳根に、フジは貸しを作った格好となりました。近いうちに、フジはヒロインクラスで、芳根を使うことになるのではないでしょうか?」(同)
芳根は、『表参道高校合唱部!』(15年7月期/TBS系)に続き、主演した民放連ドラで2作連続爆死となりそうな気配。だが、まだ21歳になったばかりで、ランク的にも、大きなダメージはないだろう。『海月姫』は振るわなかったが、吹っ切れた演技は、この先につながりそうだ。
(文=田中七男)
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