ジャニーズ写真がネット解禁! ファン歓喜も「普通のこと」「新しい地図の後追い」と世間は冷ややか
1月31日、ジャニーズ事務所に所属するタレントの「記者会見、囲み取材、舞台挨拶などのタレント登壇時の写真のwebニュースサイトでの使用」が解禁された。同日には関ジャニ∞錦戸亮主演映画『羊の木』の記者会見が行われたため、錦戸が“解禁第一号”となった。
「写真は原則3カットまで」「当日取材にお越しいただいた各社様以外のweb媒体に写真情報を配布される場合、配布先につき確認をさせて頂くことがございます」とジャニーズ側が細かい決まりを設けているものの、『羊の木』会見後には、多数のネットメディアが錦戸の画像を掲載している。肖像権の観点から長らくネット上での写真使用を制限していたジャニーズ事務所としては、大きな決断に出たと見て良いだろう。
この変化にジャニーズファンは驚きを隠せないようだが、「ネットニュースにジャニーズの写真が普通に載るって、なんかすごい新鮮!」「主演が写ってない舞台あいさつの写真をたくさん見てきたから……これは素直にうれしい!」とおおむね好意的にこのニュースを受け取っている様子。中には「ジャニーズ○○ならずに済んだのに大喜利」と題し、写真掲載に規制があったゆえ、“おかしな状態”になっている記者会見の写真を懐かしむファンが続出。例えば、Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔が出演したドラマ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(2017年、フジテレビ系)の記者会見では、Web媒体掲載用の藤ヶ谷を除いた集合写真で、主演の観月ありさがドラマにちなんで“ガイコツ”を持っていたため、これを“藤ヶ谷の代わり”に見立て、「解禁がもっと早ければ、藤ヶ谷くんもガイコツにならずに済んだのに……」といった具合に、ファンは大喜利を楽しんでいたようだ。
また、2月1日に放送された『めざましテレビ』(同)では、木曜レギュラーのHey!Say!JUMP伊野尾慧がこのニュースについて言及。まさに“当事者”である伊野尾だが、「これからいろいろな媒体に出られると思うと、ボクらもうれしいなと思いますね」と笑顔でコメントしていた。今のところ、ファンにとってもタレントにとっても、ネット上での写真解禁は良い方向に進みそうだ。
しかし一方で、世間の反応は冷ややかなよう。「決断するのがあまりにも遅い。ジャニーズにとってはビッグニュースかもしれないが、ただ普通のことをしてるだけ」「プレミア感を持たせようとしたんだろうが、全然時代にあってない。ようやく気がついたか」「今更ネット解禁しなくても(笑)やってることがブレブレですね」と失笑されている始末だ。また、昨年9月にジャニーズ事務所を退所した稲垣吾郎・草なぎ剛・香取慎吾からなる「新しい地図」を意識しているのではないか、との見方も多い。
彼らは事務所退社後、それぞれTwitterアカウントを開設し、インスタグラムやYouTube、アメーバブログなど積極的にネットメディアを活用している。もちろん、退所と同時にWebニュースサイトでの写真使用も解禁されている。「新しい地図」がネット上での影響力を高める中で、ジャニーズ事務所がこの決断をしたため、「元SMAPへの対抗に感じてしまう……」「新しい地図に影響された感がすごい。あまりにもわかりやすくてカッコ悪いわ」と言われてしまうのも仕方がないかもしれない。
また、1月下旬ごろにジャニーズアイドルのファンクラブ会員への新しい取り組みとして「バースデーカードサービス」を開始したのだが、実はこれも先に行っていたのは「新しい地図」。昨年9月に“NAKAMA”と称されたファンクラブが発足し、会員にはグリーティングカードの送付とバースデーカードや年賀状が送られてくる特典があるのだ。これを受け、「新しい地図」のファンからは「明らかにパクリでしょ。恥ずかしくないのか?」「新しいサービスを自分たちで考えなよ」といった批判の声があとを絶たなかった。
「新しい地図」は4月1日からインターネットテレビ局AbemaTVでレギュラー番組『新しい別の窓』をスタートすることが決定しており、今後ますますネット上での存在感を高めていきそう。この状況下でジャニーズがネット進出を図っても“後追い感”が否めないのは確かだが、独創的なアイディアで新たな道を開拓してくれることに期待したい。
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