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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 登坂アナ騒動の元凶はフジの男性軽視

『プライムニュース』登坂淳一アナ“出演辞退”の元凶は、フジテレビの「男性軽視」

フジテレビ公式サイトより

 すべての元凶は“男性軽視”か──。

 4月からスタートする報道番組『プライムニュース』のキャスターに、NHKを退社してフリーとなった登坂淳一アナウンサー(46)を起用する予定だったフジテレビ。ところが、“文春砲”が炸裂したことで暗礁に乗り上げてしまった。

 今月25日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に、登坂アナがNHK札幌放送局に勤務していた2011年に、同僚の女性の体を触るセクハラ行為をしていたと報じられると、早くも翌日には出演辞退が発表された。フジテレビの宮内正喜社長は「このような結果になってしまったことを大変残念に思っている。後任は4月改編の目玉なので、慎重に検討してもらいたい」とコメント。

 この不祥事の原因について、テレビ局関係者は「これまでフジテレビが女子アナを優遇して、男性アナを育ててこなかったツケが回ってきたということです。そもそも自社に報道のできるエースアナが不在で、フリーアナに頼らざるを得ない状況になっている。他局に比べて軽いアナウンサーが多いのも特徴で、重厚で実力あるアナウンサーを育成しきれていない側面がある」と解説する。

 これまでに不祥事を起こしたフジテレビの男性アナも多い。08年には渡辺和洋アナが、同局主催のイベントで知り合った女性と不倫騒動を起こし、戒告処分を受けた。翌09年には長坂哲夫アナが、番組女性スタッフへのセクハラのため、アナウンス室副部長の役職をはく奪され、異動に。また12年には伊藤利尋アナが、乗用車を運転中に、歩行中の女性と接触、伊藤アナは止まることなく現場を走り去るという事故が発生した。

 前出の関係者は「どの不祥事も処分が甘く、再発防止につながっていません。それに、フリーのキャスターに頼るのではなく、採用段階からきっちりとした人材を獲得して、時間をかけてどっしりとした自社の男性報道アナウンサーを育てていかないと、フジテレビの沽券にかかわりますよ」と語る。

 視聴率も落ち込み、開局以来の危機ともささやかれているフジテレビ。打つ手打つ手がすべて裏目に出るという、“負のスパイラル”に陥ってしまっているようだ。

最終更新:2018/01/31 10:00
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