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日刊サイゾー トップ > カルチャー  > 天草エアラインの全便連続搭乗企画

驚愕の88%割引き! 乗っているだけなら1万円!! 「天草エアライン」は企画運賃をやり遂げることはできるか

天草エアライン株式会社公式Facebookより

 これは、心を決めて搭乗するしかないな。日本一小さい航空会社として知られている天草エアラインが、1日全便連続搭乗「乗るだけ運賃」なる企画を3月11日までの期間限定で開催している。

 これは、2016年に導入された新機種ATR42-600「みぞか号」の就航2周年を記念して実施されているもの。天草エアラインが保有している旅客機は、この1機のみ。これのみで、ほぼ連日「天草→福岡→天草→熊本→大阪(伊丹)→熊本→天草→福岡→天草→福岡→天草」のルートを飛行している。今回の企画は、このルートでひたすら飛行機に乗り続けたいという人を対象にしたもの。

 1日の間に天草を起点に、連続6便または、最長で8便を乗り続けた場合には、運賃が総額1万円となる。通常の普通運賃は天草→熊本間で7,800円の設定。すなわち、ざっくり概算でおおよそ88%ディスカウントという驚愕の運賃設定なのだ。

 ただし、この運賃を利用する場合には厳しい条件が。もしも、途中で連続搭乗をやめた場合には搭乗済み区間の普通運賃を支払わなくてはならない決まりになっており、その旨、誓約書へのサインが必須。

 つまり、リタイアすれば運賃は自分持ちという罰ゲームつきのチャレンジングな設定になっているのである。

 かなり体力勝負になりそうな企画。問題は、乗り心地である。このATR42-600はフランスとイタリアの合弁で開発されたプロペラ機。その乗り心地はいかほどのものか。

「かわいいを狙ったデザインは好みもあるでしょうが、足元はとにかく広い。普段LCCなんかに乗っていると驚きます。特徴的なのは、最前列にある座席でしょう。なぜか対面シートになっているんですよね……」(飛行機マニア)

 機内ではジュースやお菓子の提供もあったり、サービスは満点。とはいえ、1日を飛んだり降りたりで過ごせるかはやや不安。そこで、予約を受けつけている天草エアラインに、ホントにリタイヤすると正規運賃になるか聞いてみたが、やっぱり答えはイエス。

「すでに埋まってきている日もありますので……」

 と、早めの予約を促された。

 期間中、天草空港までは福岡や大阪からもチャレンジャーに向けた割引運賃を提供。ちょうど、JRでは3月1日から青春18きっぷの利用期間に入るので、天草までは普通列車のみで向かうという、これまたチャレンジャーなことも可能といえば可能だ。

 もし、挑戦に成功したら改めて報告したい。
(文=昼間たかし)

*追記
残念なことに、天草エアラインの1月29日付新着情報によると、この「乗るだけ運賃」は完売したとのこと。次なるキャンペーン企画に期待したい。

最終更新:2018/01/29 22:30
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